カミナリさま

 昨日は海の中道で音楽仲間と野外ライブへ。ウルフルズ、スピッツ、HighLowsとかの有名どころのほか6バンドが出るとの事でわくわくしていったんだけど、あいにくの雨模様。
 最初は雨が降ったりやんだりでして。それでも1万以上はいただろうか、観衆はノリノリで楽しんでたのね。でも途中から雷鳴が聞こえ始めて。


 で、あとスピッツとHighLowsが残すだけになったときに主催者から「雷雲が近づいてきていて途中で中止するかもしれない」とのアナウンスがあり、そのあとスピッツが演奏する予定だったんだけど、なかなか出てこない。
 こりゃ中止を決定したに違いないと仲間に帰ることを提案したんだけど、せっかく来たんだからねばってみようということになって。
 もし会場に雷が落ちても自分には当たらないというわけね。
 もちろん自分に落ちるどころか会場に落ちる確率もきわめて低いとは思うんだけど、こんなときはどうも逃げるが勝ちって考えがボクの体のなかには浸透してしまってるみたいなのね。
 雷ってのは高いところに落ちるって話で、ボクの背は高くなくかつ髪の毛の長さは1.3mmの坊主頭で、相当まわりの人より落ちる確率は低いと信じたいんだけど、人間の背の高さなんてのは自然のなかでは、ないに等しい誤差の範囲。
 ああどうかカミナリさま、ボクにだけは落ちないでと祈りつつ、そのうち出てきたスピッツの演奏を聴いたわけで。
 雷光が輝くも会場に響きわたる音楽で雷鳴が聞こえず、なんとなく不安感もふっとびスピッツの演奏を楽しみました。
 カミナリさま、カミナシさんの願いを叶えてくれてありがとね。

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