オオカミが入った箱を前にしている写真の男性は韓国ソウル大の李教授だ。彼はオオカミ少年になるかもしれない。
オオカミのクローンづくりに成功したとする彼らの論文に対しデータ捏造疑惑が持ち上がっているからだ。もしそれが事実ならマスコミはきっと皮肉を込めて”オオカミ少年”と騒ぎたてることだろう。
だがまだ白黒はついていない。経過はこうだ。
李教授らは先月、核を取り除いた犬の卵子にオオカミの体細胞を注入し2頭のクローンオオカミを2005年10月に誕生させたと公表した。
だが外部のチームからなる調査で、クローンオオカミと体細胞を提供したオオカミ、さらには卵子を提供した犬のDNAを調べてみるとどうも公表されたデータとの食い違いがあることが判明したのだ。さらにはクローン成功率に関しても教授たちの方法が高めになるようにデータが変えられている可能性があるという。
とはいえ彼らのチームは世界で初めて犬クローンに成功したことも確認された事実だ。犬のクローンができるならオオカミのクローンも可能だという気もする。
だがことをさらに混迷させている要因がある。この研究にはヒトクローン胚研究で論文を捏造していたことが判明し大学を解雇された例の教授も参加していたのだ。
李教授はデータの誤りは捏造ではなく不注意からだと弁明し、実際投稿した学術雑誌に訂正を申し入れているようだが、果たして真実はどこにあるのだろうか。
なんとなく彼の肩を持ちたいのだが。
だはははーーっ!イラストの顔がなんとなく似てる~。
で、なんで1人だけ電話で話してる?(笑)
院長の絵はなんとなく似てないんですよ。