遺伝子操作で長寿が実現できるかもというニュースより。少し長めで、話がごちゃごちゃしてるのでまとめるとこう。
1) カロリーを制限すると老化を遅らせることが知られていた。
2) 線虫の、ある遺伝子を操作すると、寿命が2倍から6倍になった。
3) カロリーを制限したときに老化を遅らせると推測されていた遺伝子と、線虫の寿命を延ばす遺伝子が同じものだった。
つまり、この遺伝子をうまく操作できれば、ヒトの寿命を150歳ぐらいまで延ばすのも夢ではないということらしい。
で、思い出したこと。「ゾウの時間、ネズミの時間」という本のなかの説なんだけど、いろんな動物で、心臓がドキン、ドキンと打つ時間間隔は体重の1/4乗に比例しているという。つまりサイズが大きければその間隔は長くなり、小さければ短くなるというわけ。
たとえばゾウは数十年も生き、ネズミは数年しか生きないけど、心臓の拍数から見ると一緒の寿命を生きてるという説なのね。ちなみに、動物というのは一生のうちで20億回心臓が動くらしい。
だとすると150歳という寿命を得たヒトの心臓もゆっくり打ち始めるんじゃないかと。
カロリー制限で寿命が延びるのも、どうも理屈は「凍結保存」と一緒で、代謝を下げることで若さを保つことと一緒のようだし、150歳のヒトの生活は今の生活よりスローテンポで進むんだろうね。
院長 「会社なんかでは、上昇志向持っても先長いから…」
スタッフ「あくせく仕事をしなくなる」
院長 「お金なんかも、老後はずっと先だから…」
スタッフ「貯めなくなる」
院長 「頭の回転もスローテンポで…」
スタッフ「ボーとなる…って、院長、150歳まで生きられるじゃないですか」
ちなみに長生きするための摂取カロリーは、通常の6割くらいらしく、腹八分目よりきびしくしなくちゃならないのね。ちょっとダメかも。