写真は、肥満治療薬として現在イギリスで開発されているものだ。
右の白い粉状のものが水を吸うと左のジェリー状の大きな塊に変化する。マギー審司の「大きくなっちゃった」耳の比ではなさそうだ。
要はこの塊でおなかをもたれさせ満腹感を得ようとするもので、もっと水を吸収するオムツの素材がないか開発中に手にしたものだという。
セルロースという体を構成する物質でできており、5時間から6時間かけて消化管を通過する。
研究者のひとりが試しに飲んでみると、朝の11時に内服すると夕方の5時にはボールいっぱいのスパゲティを食べたような満腹感が得られたそうだ。
すでに20人に対し使われているが、安全性や効果のほどを確認するにはさらに症例が必要で、今後肥満患者90人に用いる予定になっている、ってなことがネタ元で述べてあるのだが、結構リスキーな薬のような気もする。
口のあたりに少しでも残っていたら喉を詰まるせることはないのだろうか、間違って多く飲んでしまったら腸が破裂するようなことはないのだろうか、ビールとの飲みあわせは大丈夫だろうか、など素朴な疑問がある。
とはいえ肥満治療の一助にはなりそうな薬なので安全性が確かめればやがて日本にも入ってくるだろう。
あちらでもこの薬の名前はまだついてないようだから、そのときのためのネーミングを考えてみた。