小さい頃より歯のやっかいごとが多く、数年前よりとうとう下の歯の数本をインプラントにして過ごしている。技術はいろいろあるみたいで、ボクのは土台を下顎骨に打ち込んで、その上に歯を取り付けるもの。
ていねいに管理すれば長く使えるらしいとのことで、毎日、淡麗生によるアルコール消毒を心がけていたのが災いしたのか、今日治療したところがグラグラしているのに気づく。
骨にボコと穴を開けるんだから、結構手術は痛い。また福岡の大学の歯学部でやってもらってたから時間も取られ、随分つらかった思い出がある。またやることにでもなったらいやだなぁとか思いながら、相談がてら昼休みに近くの歯医者さんを訊ねた。
で、診てもらうとどうも土台に固定するネジがゆるんでいるらしい。だったら締めるだけでいいんでしょ?って喜んだんだけど、そこが素人の浅はかさ。その先生がおっしゃるには、持ち合わせのレンチとネジが合うかどうか分からないという。
でも、ダメ元でいいからということでネジの上に施してあるものをゴシゴシ削って確かめてもらったら、きっちり合い、またしっかりと土台に固定されたわけでして。
その先生がいわれるには、メーカーによっていろいろ規格が違うらしいのね。で、「国際規格なのかなぁ」と不思議がられてたんだけど。
こっちは痛い目にまた会ようようなことにならずに済んだだけ儲けものと喜んで帰ったんだけど、落ち着いてからひとつ疑問が湧いたのね。
その先生のところのレンチは結局、国際規格のものだったの? もしそうだったら、「国際規格でよかったですね」って表現になるだろうし、国際規格かどうか分からなかったら、二つが偶然あったという事例だけで国際規格に通じる疑問になるのかしら。なんとなく不思議にカンジたわけでして。
まぁ、こんなどうでもいい、些細なことにこだわり出すってのは、歯のネジだけでなく頭のネジも緩み始めてるのかしらねぇ。
国際的には、ぼキカクてるっていうみたいだけど。