台風14号が猛威を振るっている。宮古島では風速74m/秒が記録されたとニュースで流れた。
で、この風速って言葉を聞くとなぜかいつも思い出すのが、小学校の二年か三年のころ”はとバス”に乗って東京を観光したときのこと。 バスガイドさんが東京タワーを手のひらで示しながらこういったのね。
「この東京タワーは風速90mでも倒れないように作られてます」
確かに東京タワーのHPを見ると、記憶通りのことが記載されている。なぜかこの90mという言葉がいままでずっと脳裏から離れないのでして。
きっとこの何十年のあいだに百人以上の人にこの90mの話をしたんじゃなかろうか。だからなんだといわれると困るんだけど、いまはやりの「トレビアの泉」に通じるものがあるような気がする。
ただしこの90mってやつは大した”むだな知識”であったわけではなさそうで、「へぇー」って驚かれたことはほとんどなし。大体が「ふーん」で終わってしまっていたのね。
もしボクがそれを知らなかったとして、ほかの人からその話をいま聞いたとしたら、風速90mってのがどんなんだか実感として湧かないし、実際に90m吹いたら倒れるかもしれないじゃないかって疑いの念もあり、あまり感動しないだろうな。
なんであのとき、その後何十年も語ることになるほどのインパクトを受けたんだろう。
ふんそく、きゅうじゅう…ふーん、そく吸収…ふーん、即吸収しなければならないなどという言葉が、アホな幼少院長の頭のなかを駆けめぐったのだろうか。
うーん、分からない。
いずれにしても、トレビアの泉に出しても、90へぇーとる のは無理でしょうね。