先日悪友と酒を飲んだとき、彼から盛り蕎麦とざるそばの違いを教えられた。なんでも海苔が乗っているのがざるそばということらしい。
その話から話題がふくらみ、ついにはうまい蕎麦を食わせるところがあるから連れて行ってやると悪友がいう。それではと約束したのが今日だった。
昼前に出発し、県境を越えて車を走らせること約1時間半。それから幹線をそれ山道に入って30分。ようやくたどりついたところが写真の蕎麦屋だ。かなりみすぼらしいが、マスコミにもなんどか取り上げられているという。
店にいたるまでの山道は今は廃墟同然になった集落に通じる道路のため舗装はされているものも、それでなければ登山道そのものの道だった。店は標高500mは下らないだろうと思われる高さにあり、当然辺りは木々に囲まれている。
よくもまぁこんなところで蕎麦屋などやっておれるものだと感心したが、それもそのはず絶品の味なのだ。
一人前注文しても蕎麦は半人前づつ小皿に分けられて出てくる。あとでネットで調べて知ったのだが、なんでも時間が経つと味が変わるからというおやじさんの配慮らしい。
口にすると蕎麦に薄くコーティングしているかのようなツルとした感覚がある。噛むとそのコーティングから甘い味が漂う。
店内にある新聞で紹介された記事を読むと、”つなぎ”を一切つかわないということらしく、悪友の言葉を借りると「これこそそばそのももの味」ということになるようだ。
元々蕎麦好きなこともあり、かつ周りの木々とそばを流れるせせらぎが醸し出す情景も間違いなく蕎麦にひと味加えたようで、追加注文を更に重ねるほどたらふく食ってしまった。
ところで盛り蕎麦とざるそばの違いを確認のためネットで調べると、どうも悪友の説明では言葉不足のようなのだ。ウィキペディアから引用するとこうなる。
「盛り蕎麦とざる蕎麦の違いは、元来蒸篭(むしかご)に盛るか笊(ざる)に盛るかの違いだが、現在では多くの場合盛る器の違いではなく、刻んだ海苔を散らしたものがざる蕎麦で、そうでないものが盛り蕎麦とされる」
元来なんに盛るのかが盛り蕎麦ざるそばとの違いというわけだ。
では小皿に盛られてきたあの店の蕎麦は一体なんなのだろうか。
帰宅してからずっと考え続けた。あの蕎麦の味を思い出しながら考えた。
するとひらめいた。
あの蕎麦は森蕎麦だったのね。
いいなぁ~ いいなぁ~
そこのおそばやさん すごく雰囲気あっていいですねぇ~
サムネイルは表示されてませんでしたが、リンク先の画像はきちんと表示されてました。
すんごいいい雰囲気。
たっ 食べたい。。。
盛りとザルの違いは海苔がのってるか否か・・ってのは知ってました。
盛りと森の違いは・・・よく分かりません。(笑)
分かっているのは最後に必ずoyajiギャグをかますんだ。・・ということだけです。
shoegirlは大のそば好きなのですが、
以前shoeブログにモリとザルの違いについてどなたかから教えていただいた説があります。
モリとザルの違いはそもそもダシの違いで、
味がさっぱり甘めのダシがモリ、
濃くてみりんを効かせたダシがザル、
そのみりんの風味に合うのでザルには海苔がかかっている・・
そんな説でした。
きっと今となっては蕎麦屋ですら、その違いを知らないかもしれないですよね。
海苔だけの差でザルとモリにすごい値段差をつけている店は何なんだ・・と思いますが。
しょうじくん>「狐狸庵、佐賀」 でヒットしますよ。ナビゲーターがいないとまず行けませんからご注意のほどを。
tamakitiさん>ギャグoyajiが好きな料理は…かます、ってわけですね。
shoegirlさん>悪友は「50円の値段の違いがある」といってました。
なんとも云えない、イイ構えの店ですね。
足は、電車かバスのみの私は街中の蕎麦屋さん通いです。
カウンターで派手なカッコで、ズルズルです♪
何を言ってるんですか?
ナビゲーターはOYAJI殿ですよ(笑)