英国の医師、ケリー氏が、ランセットという医学雑誌にある文を寄稿した。病院はロマンスにあふれているというのだ。だからいかにうまく色恋沙汰に対処するか病院のスタッフに”緊急の教育”が必要だという。
氏は適当に選んだ20の病院ロマンス小説を分析してこう評価している。
男性医師は、おおむね救急医療にたずさわり、才気あふれ、背が高く、彫刻のような顔立ちである。彼らは、これも才気あふれる女医やナースと医療的にせっぱ詰まった状況で出会う。お互いに難しい病気を抱えた患者を担当していて、お互の私生活には往々にして関心がない。だがやがて二人は云々。
冗談半分の寄稿ということらしいが、とても驚いた箇所がある。男性医師の分析は若いころの院長そのものではないか。
若いころの院長を知っている人たちはもっと驚いているに違いない。
それはさておき、医療の場は本当にロマンスにあふれていることをご存じだろうか。今までの経験を通してそのことをメモしてみる。
まず病院というのは女性の職場なのだ。ナースがその多くの割合を占めているわけだが、このナースたちとの関係を良好にしておくことが我が身を守るために極めて重要なことなのだ。
もちろん医師といっても立場はさまざまだ。役職にある医師もいれば、ヒラの医師もいる。
相手が役職についていれば医師であれナースであれ事務職であれそれなりの対応を要求されるのはどの社会でも同じだろう。問題はヒラの場合だ。
ヒラの医師がナースに楯突くことは許されない。もしそうしたければ特攻隊の覚悟が必要だ。そうでないと、生き恥をかかされることになる。あとでいろんなことを陰でいわれるのだ。
「あんなに格好いいのになんてバカなの」「あんなにバカなのになんで若ハゲなの」そういわれた昔を思い出す。
この状況は医師だけではない。病院内のどの職場でも男性は低い地位に甘んじなければならないところが病院なのだ。
ということで、医療の現場とは、男性の立場を低くする、 ”low man す” にあふれているのである。(という気がする)
ネタ元
Lovesick doctors need ‘training’
病院でもどこでも真剣に働いてる姿を見るとドキドキするもので、特に病院はそんな場面が多いからロマンスが多いのかなぁ~。
今は院内の病原菌に感染しないか、ドキドキしながら働いています。