昨日ウェルカムパーティで少々のアルコールを飲んだあと、宿へ戻ってたときのこと。
ある居酒屋さんからジャミセンの音が聞こえてくる。アルコールも足りなかったため、早速のれんをくぐってみた。
なかは三、四十人のお客で賑わっていて、一人のおじさんが陽気にジャミセンを弾きながら歌っていた。
一曲歌い終えると、わいわいと雑談が始まり、どうも今度の大会のボランティアの人たちの集まりのよう。
そのおじさん、みんなから先生と呼ばれていて、どうも医療班のドクターみたいだったのね。
しばらくするとドクターは、また興が乗ってきたのか、ジャミセンを手に立ち上がって二曲ほど、披露される。
ジャミセンも歌もとてもうまく、みんなから拍手喝采を受けていた。
会は延々と続いていく様子で、こちらのアルコールの充足度も十分になったため、こちらは一足先に席を立つ。
で、同業でもあり、せっかくの機会だからと帰り際に自己紹介を兼ねてそのドクターに名刺を渡したのね。
ありがたいことにお返しの名刺をいただいて。店を出た後丁寧に名刺を見てみると、ドクターの肩書きは、琉球大学の外科の教授で、沖縄の中部病院というとこの外科部長ということ。この病院、救急医療で全国に名が知れている。
ということで、とてもえらい先生だったのね。
先生、いつもあんな風に陽気になるのかしら。
そうじゃなかったら、職場ジャミセン、ジャミセン姿ってわけね。