またまたYahooの記事から。裁判官が傷害致死を起こした暴走族に向かって、「犬のうんこは肥料になるが、暴走族は何にもならない産業廃棄物以下だ」といったそうな。
うーん、事件を起こした連中、確かにそうとうワルをやったみたいだけど、それにしても、「産廃以下」とは、なんだかねぇ。ボクなんかでもこれまでいろんな人から罵倒されてきたけど、ホ乳類以下になったことはないしなぁ。
でもね、人を産業廃棄物と比べてみよう、なんて発想どこから来るんだろう。
よっぽど頭に来たときなんか、「石ころ以下」とか「クズ以下」とか口に出ちゃうこともあるかもしれないけど、冷静に人の行為とか価値観とかをなにかモノに例えるときは、生きているモノのなかでやるってのが普通じゃないのかしら。
「獣と同じ行為」とか「虫けら以下」という具合にね。
判決文なんてのは冷静に書かれているんでしょ?だったらやっぱり「産廃」を持ち出す発想ってのは、そうとうぶっ飛んでるような気がする。
「君たちはリサイクルできない」ということで産業廃棄物以下らしいんだけど、そもそもこの「リサイクル」ってのがいただけない。
要するに、「コウセイできる余地がまるで見あたらない」ってことをいいたいんでしょ。だったら、もっと別の言い方があったんじゃなかろうか。
たとえば、「逆立ちしている去勢犬」以下だとか…。
なんだかまとまんないし、事件が事件だけにおちゃらけはここまでにして。
まじめな話、裁判官のこういう、人を人どころか生き物でさえもないって捉え方って結構ヤバイと思うのよね。
もし分別のつかない若造がそうした発想もOKってことを学んだ上で、だれか気にくわないやつを捕まえて、「産廃以下だから」スクラップにしちゃった、なんて事件でも起こしたら、その裁判官、どう責任をとるんだろう。