北朝鮮をめぐる核疑惑で6者協議とやらが終わったようだけど、ああいった外交ってのはなんで裏でこそこそやってるんだろうなってのが今日のメモ。
もちろんトップの話が時間をさほどかけずに行われるためには、根回しが必要なのは分かるけど、その過程がいつも秘密のベールに包まれているのでありまして。
駆け引きといえば聞こえはいいけど、要するに騙し合いをやっているんだろうな。
騙し行為をする動物で有名なのがカッコウ。卵をほかの種の鳥の巣に産み付け、カッコウのヒナがかえるとそこにある卵を外にけ落としてしまうのね。で、その巣の親鳥は何も知らずにそのカッコウのヒナを一生懸命育てるというわけ。
じゃあみんな違う種の巣に産卵すればいいのにってことにはならないのが自然のおもしろいところ。騙すのがいて騙されるのがいてバランスが取れているようなのね。
カッコウだけに限らず動物行動学とかいう名前のついた本をひもとくと、騙しの行為はいくつもあるみたいで(たとえばネットではここらあたりを参照)、結局騙しってのは動物の関係性を築く上で結構重要な要素なのかもしれないのね。
とか考えるとやっぱり交渉の途中の話は暴露できないよなぁ。マジックと一緒で、いわゆる手の内が明らかになると騙せなくなることだってあるだろうし。
とはいえやっぱりどんなことをヒソヒソ話し合っているのか知りたいもの。
記者 「いったいどんな話をされたんですか」
外務役人「それは秘密です」
記者 「かくかくしかじかとか、詳しくなくてもいいですから、ほんのちょっと触りだけでも」
外務役人「核かく、近ぢか、でした」
冗談抜きで、ほんとやーね。