ネーミング

点灯と書かれたスイッチがあるとしよう。もちろんon-offすれば照明が点ったり消えたりするものと誰もが考える。
ところがそのスイッチを触ったあとにどこかにあるコードの抜き差しをしなくてはならないとなると誰もが戸惑ってしまうはずだ。

なぜか?それはスイッチの名前が間違っているからだ。もしそんなシステムがあるとすれば、そのスイッチの名前は点灯準備スイッチとでも名付けるべきだろう。そうすればそのスイッチの操作のあとになにかをしなくてはならないのだと理解できるはずだ。

数日前にメモした本番とテスト環境のことだ。
この環境の切り替えのため、厚労省から ChangeEnvironment.bat なるプログラムが用意されている。翻訳すれば 環境変更.bat だ。
だからそれを押せば環境が変わると思うのが自然ではないか。

ところが押したあとに、また別作業(具体的には資格マネージャーの変更)をしないとなると事態は異なる。それが判明するのにかなりの時間を食ってしまった。
だったら最初から ForChangeEnvironment.bat ぐらいにしておいて欲しかった。

”政治改革へ火の玉”はきっと違う、とネーミングを見抜く訓練はされていたはずなのに、惑わされるとは。
とほほの限りである。