ケツの穴

 今日、安倍前首相の「桜を見る会」についてのいいわけ記者会見があった。それを受けて立憲民主党の蓮舫さんがツイッターに「観るだけムダそうですね」「ケツの穴の小さいお方だ」と批判したらしい。

 わたしも時間のムダかなと思って観てないのだが、ネットにある会見の記事を読んでの正直な感想はこうだ。

初めに結論を言え。理由は、三つに限定しろ。分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。

 って、実はこれすべて田中角栄さんの言葉。ネットにある「名言集」のひとつをコピペしたものだが、確かに蓮舫さんがいうとおり田中角栄さんよりもずっと「ケツの穴が小さい」ような気もする。

 とはいえ、「ケツの穴が小さい」という表現はいくばくかの問題をはらんでいる。もちろん「度量が狭い」とか「小心である」などの意味を持たした表現だが、世の中には実際に肛門が狭い肛門狭窄症を患っている人もたくさんいて、便が出にくかったり肛門周囲が切れたりして悩んでおられるのだ。
 
 とにかく身体的な特徴で相手を卑下するような表現はやめた方がいいような気がする。

 どんな状況下はさておき、たとえばわたしがけんか相手から、「おまえ、アソコが小さいやつだな」などといわたとしよう。
 もちろんわたしのアソコはさほど小さくないので、いわれたからとてダメージはこれっぽっちもないのだが、でも相手がまさかわたしのアソコの真実を知っていて、それを世間一般のサイズと比較しての正確な表現をしているのではないかと邪推すると、ケツの穴の小さいものとしては、今晩は眠れなくなる。