耳元をよぎる蚊ほどわずらわしいものはない。寝静まった夜中はいうにおよばず、昼でも庭に出ると知り合いでもなんでもないのに、すぐあいさつにくる。
なぜ日本漢字学会は「五月蠅い」ではなく「七月蚊い」と書き改めるよう宣言しないのだ。今すぐにでも抗議を申し入れたい。もし日本漢字学会の存在をご存じの方がいればぜひ教えていただきたい。
とはいえ当の蚊たちにはその音はどういう風に聞こえているのだろう。
科学者たちは以前よりそのことを考えていたらしい。今まではオスはパートナーを見つけるためにメスの羽音に同調させていることが分かっていた。今回新たな研究で、メスもオスの羽音を耳をすまして聞いていることが分かった。
出会った二匹の蚊は1マイルほど連れ添って飛び続ける。そのうちにお互いの羽ばたきは毎秒600回になっていく。そのときの羽音が収斂していけばそれはお互い異性であり、音が合わなければ同姓であることを認識しているという。つまり音が合っていけばカップル誕生の可能性があるというわけだ。
今回の研究ではこうした600回という数値になったが、蚊といっても3000種ほどもあり、それぞれで同調する羽音が異なっているんだよ、ってなことがネタ元の内容。
人にはうるさく聞こえる羽音も蚊たちにとっては愛の言葉だったわけだ。
院長 「お互い好きだとコクっていた」
スタッフ「まぁそうですね」
院長 「モスキートが、もう、好きとコクっていた」
スタッフ「…」
院長 「モスキートがもうすきっと」
スタッフ「”年中院長い”と書いて”うるさい”」
ネタ元
How Mosquitoes Find a Mate: Lots of Whining