親の七光りは見たことがあるが、テレビの七光りは見たことがない人たちよ、喜んでくれ。足のついたテレビを見たことがあるが、筋肉のついたテレビは見たことがない人たちよ、待ち望んだときがきた。
筋肉のついた七光りを放つテレビができそうなのだ。
いつか本当に支離滅裂なことをメモするだろうと予感していた人は、それが今日だと確信していることだろう。だがあいにくまだまだ先のことだ。
今日は文字通り筋肉のついた七光りするテレビについてのメモだ。
ブラウン管やLCD、プラズマ・スクリーンといった現在ものを映し出す画面の色は赤、緑、青の3つの光の要素を用いて作られている。たとえば黄色は赤と緑を混ぜるという具合に、画面のあらゆる箇所をその三色の微妙な配分で色を表現しているのだ。
ところが現実の色というのはとてもそんな簡単なものではない。
「もし空の写真を撮ってそれをパソコンに保存したら、あなたが見た本当の空の青さはそこにはないんだよ」というのは、そのギャップを埋めようとしている研究者の言葉だ。
ところで発光ダイオードから出る純粋な白色光が、ある特殊な格子にぶつかると、それは虹のような色の帯へと分割される。きっと研究者は虹の秘密を知っていたはずだ。虹は七色に見えるものの、完全な色の帯に分けられているのだ。
あるいは虹に神の陰謀を見て取ったかもしれない。その事実に気づいたとき「オーバー、ザ、れ陰謀」を口ずさんだかもしれない。詳細は不明だが、いずれにしてもこの虹がヒントになったはずだ。
その特殊な格子を微妙に開け閉めすることで、発光ダイオードの白色光から好きな自然の光を取り出すことができるというのだ。その開け閉めを人工の筋肉に担わせることができないかと研究は進められている。
ネックは筋肉を動かすための電圧で、実験の最初では数千ボルト必要だったものが、改良の結果現在では300ボルトにまで低下しているという。
街の店先に”人工筋肉内蔵”なんて札付きのテレビが並ぶのもそう遠い日ではないかもしれない。どんな映像が見られるか、今から楽しみだが、一つ気になることがある。
人工筋肉の優劣で色に変化はないのだろうか。”安かろう悪かろう”の事態は起きないのだろうか。
購入者「ここの安売りテレビ、きれいな色出ないんだけど」
店長 「おかしいですね」
購入者「本当に人工筋肉使ってるの?」
店長 「はい、人工スジ肉使ってます」
だはは、今日は絶好調みたいですねー。
オーバーザれ陰謀・・は後々のためにとっておいた方がよかったのでは?(笑)
いや、ダジャレは無尽蔵みたいだからそんな心配しなくていいか?
ダジャレってのはおしっこみたいなもので、出たかと思うとまた溜まるものです。
でも無腎臓だと事態は一変します。