車のエアーバッグで聴力障害が起こっているという。
今回、英国の調査でエアーバッグの衝撃を受けた人の17%に永久的な聴力障害が残っていることが判明した。
エアーバッグが開くときの音が原因だ。発砲のような衝撃的な音が耳に障害を与えているらしいのだが、正直そんな話は聞いたことがなかった。エアーバッグが開くような事故に一度あっているから、ひょっとしたらそのときに耳をやられて話を聞きそびれたのかもしれない。
それはさておき、さらに興味あることが判明している。車の窓が開いているときと閉まっているときではどちらが障害が大きくなるのだろうか。ごく常識的には閉めた方が車内の圧が高まり耳に与える障害が多いように思われるのだが、調査にあたった研究者はそれに疑問を抱いた。
そしてこんな実験をやってみたのだ。
耳と同じ構造を持った模型を130デシベルというジェット機が離陸するときと同じ大きさの騒音にさらし、かつ窓の開閉の状態をシミュレートするため耳のまわりの圧を変えて障害の程度をみた。
すると圧が高いときの方が低いときより障害が少なかったという結果が出た。つまり窓を閉めて車内の圧を高くしているときの方が耳への障害が軽いというのだ。
高い圧は中耳を固くさせ、さらに内耳の外側にある小さな石をもこわばらせる。それが音を聞くところである内耳への衝撃を和らげているのだろうというのが研究者の見解だ。
常識をうち破る研究といえよう。耳と空気圧との関係をとらえた研究としてなにかの賞に値するものと考える。
ということで僭越ながら賞の名前を考えてみた。
スタッフ「ふむふむ」
院長 「今年中にはこの研究をしのぐものは出てこないだろう」
スタッフ「ふむふむ」
院長 「少し早めだけど、”賞 of 耳 エアー”」
スタッフ「事故のとき頭もやられましたね」
車の窓を締めるとどうして圧があがるのかな?
おかしいですね。
窓を開けているときの方がエアバッグの開く音が室内にこもらない分、耳には影響が少ないって思いますがね。また、エアバッグが開く瞬間に急速な圧上昇があるのは窓を閉めた状態でしょう。この方が明らかに鼓膜に悪いよね。
常識を打ち破る研究というよりも、常識の欠如した研究ではなかったのか?
申し訳ありません。車の窓を閉めるとそれだけで圧が上がってしまうと取れるようなメモになってしまっています。
車の窓を閉めると圧が上がるというのは、エアバッグが開く瞬間のことで、ご指摘のように「窓を閉めた状態では急速な圧上昇がある」ということです。
たしかにこの方が鼓膜に悪いという印象があるのですが、研究では逆にエアバッグが開く瞬間、窓が閉まっていた方が障害が少なかったということらしいです。
まぎらわしぞ、という声が聞こえて来そうで、エアーバッグが開かなくても耳が痛いメモになってしまいました。
鼓膜が悪いなんて表現を使うあんたらのほうがよっぽど常識が欠如してるよ。