”グランマ、強盗に駆け寄る”(Grandma Runs Down Mugger)という記事があったのでメモしてみたい。グランマとは、もちろんおばあさんのこと。なんと85才のおばあさんが走ったというのだ。それも並の走りではなかったという。
以下はネタ元のヘタ訳だ。
マイアミ発: マルタ・スアレスさんは普通の85才の女性ではない。引ったくりにとって彼女は格好の標的に見えたかもしれない。だが勝手にそう思いこんだ泥棒が学んだように、標的によっては動くのが早すぎて襲うことができないのだ。
木曜日に泥棒が彼女の財布を引ったくったとき、かつての陸上競技のスターであったスアレスさんは彼を追った。
不法侵入未遂の調査をしている区域にいたマイアミ警察のウィルフレッド・ペレス警官は追跡劇の現場に居合わせた。
「いやいや、実際のところ彼女は全力疾走していたんだ」ペレスは続けた。「走ってるってもんじゃない。スプリントしてたんだ。あのときなにが起こっているか分からなかったけどね」
ペレスは財布窃盗とスアレスさんの近所で起こった不法侵入未遂で29才のイワン・エドワーズを逮捕した。
スアレスさんいわく、「とてもラッキーだったわ。だって警官が街角に立っていたんだもの」
家族は彼女の財布が戻ったことに感謝しているが、なによりも彼女にケガがなくてよかったと語っている。
義理の娘さんはこう語っている。
「まず第一に周囲に気を配ることを忠告しました。第二に不必要に財布をもっているので彼女から財布を取り上げました。彼女にはIDカードと少しの小銭が入った小さなポーチをあげました。彼女にはそれで十分です」
ペレス警官は「だれにでも犯人を追っかけてくれなんていうつもりはない」といっているが、スアレスさんとペレス警官はお互いにヒーローと呼び合っている。
「彼女こそ真のヒーローだよ。わたしは仕事をしただけだ」そうペレス警官は語る。
スアレスさんは「もう二度と起こって欲しくないね」とはいうものの、こうも語っている
「また引ったくられたら躊躇なくまた追っかけてねじふせてやるわ」
実はネタ元にはビデオが用意されておりその最後の方にグランマの走る姿が写し出されている。実際に犯人を追っているシーンではなく、少しテレも入っているようだが、年を考えると膝が上がり、すばらしい走りだと思う。
だが感動するのは走り方だけではないような気がするのだ。
人の年の取り方はいろいろだろう。残念ながらなにかの理由で体の自由を失った人もいるかもしれない。それでも輝いている人もいる。
突然走ることができるスアレスさんは、きっと日ごろ体を鍛えていたに違いない。そしてその努力がその日、形になって現れたのだと信じたい。その努力に魅了されたような気がするのだ。
いろんな意味でグッドランを見せてくれたこの老婆に心からエールを送りたい。
いつまでも輝け、グッ・ラン婆…ってこれをいいたかっただけかも。
ビデオはこちら。
ネタ元
Grandma Runs Down Mugger
最近は元気なお年寄りが増えてる気がします。
しかし、いくら元気といっても100歳くらいになると元気な人は少ないかも。
だいたい、人間の寿命って短かすぎないですかね?
若者だってちょっと油断してたらすぐにお年寄りになっちゃいます。
諸悪の根源は寿命が短いことにあるような気もします。
平均寿命が300歳くらいなら、もっとのんびりした社会になるでしょうかね?
個人的には苦しみが3倍になるような気がします。