夜に患者から診療を頼まれることがある。陽が落ちると連絡のつかない医院が多いらしく、患者も仕方なく電話してくるようだ。
つまりは売り手市場だ。ときにアルコールが入っていても、こちらの態度はでかくなる。
電話の相手にまず聞くのは、お酒を飲んでいるけどいいか、ということだ。もちろんさりげないその言葉にはとても深い意味がある。
診察中は臭いぞ、いつも以上に診立てが間違うかもしれないぞ、診察中に居眠りするかもしれないぞ、などなどだ。
もちろん患者からしてもとても”不快”意味があるだろう。
だからといって夜間も診療をやっている大きな病院へ行くのは、ちょっと疑問かもしれない。
というのは大きな病院で研修している若い医者は、お酒を飲んだのと同じような状態にあるという調査結果が出たのだ。
ネタ元にはいろいろ述べられている。要は研修医は当直が多く寝不足で、夜勤明けにテストすると、警戒心や集中力、能力の発揮具合などの点で、夜勤をしていない研修医が3,4杯のアルコールを飲んだのと同じだということが分かったのだ。
もちろん米国での研究なのでそのままこの国に当てはめるのは問題があるかもしれない。
ただ若いころはがんばった同じ仲間として、若い医者がそこまで働かされているのかと思うとと悲しくなるのだ。彼らがそこまで苦しんでいるのか、そう思うとビールを開けずにはいれなかった。
悲しみはとても深く、おかげで空けた缶の数が増えてしまった。
ネタ元には若手医者の労働条件の改善を考えなければいけない、などという提言もあるのだが答えは自ずとしれよう。
スタッフ「どう「うことですか」
院長 「院長のようにがんばり続けることだ」
スタッフ「なるほど。がんばれば慣れるということですね」
院長 「そう。アルコール7,8杯までは正気でいられるようになる」
スタッフ「…やっぱり大きな病院がお勧めですね」
ネタ元
Lack of sleep affects young doctors same as alcohol
診療所と自宅が同じ場所にあると必ず生じる問題ですね。
離れた場所に住めばゆっくりビールも飲めそうですね。
今は違うところから通ってまぁす。
誰に罹っても同じってことね。
昨年、足の親指が膿んであまりの痛さに、夜中に近所の総合病院に行きました。
結局、様子を見て、、、という事でした。
後日、爪を少し切開しました。
麻酔で大号泣です。受付まで悲鳴が響き渡ったそうです。あははは。