ときどき眼瞼、つまり”まぶた”がピクピクすることがある。探していたビールを見つけ出し冷蔵庫のドアを閉めた瞬間、そばにカミさんがいることに気づいたときに出てくる症状だ。
眼瞼けいれんと自己診断しているのだが、この病気、やっかいなことにもなりかねない。ネタ元のBBCの表現を紹介するとこんな感じだ。
「多くは50代から70代の人に起こる病気で、最初は目がムズムズ感じるとか光がまぶしく感じるとか、あるいは瞬きが多くなるなどの症状で始まる。なかにはそのうち瞼を閉じることができなくなる場合もあり、そのときは失明と同様の事態になる」
このやっかいな病気にコーヒーが効くかもしれないと記事が伝えていた。
実はかつてタバコが眼瞼けいれんに効果があるという研究があったらしい。現在はそんなことはないということになっているのだが、それをもう一度検証しようということでイタリアの研究者がタバコとコーヒー嗜好者166名を対象に調べなおしてみた。
するとタバコがけいれんを押さえているということはないが、どうもコーヒーが眼瞼けいれんのリスクを減らす可能性があるという結果が出た。
その効果のほどはコーヒーの摂取量に比例し、一杯多く飲むごとにけいれんの始まる年齢が1.7年遅れたという。コーヒーに含まれるカフェインがその作用を有している物質かもしれないということが記事に述べられている。
もしタバコが病気にプラスに作用していたなら、全国禁煙推進協議会発足連絡会議の初代準備室長としてはこのメモはしなかっただろう。
だが事実は違った。どんなときもタバコはなんの利ももたらさないのだ。もしこのメモを読んでいる喫煙者のなかで、この意見に疑問を抱く人がいれば、ぜひこう質問したい。
このメモは役に立っていますか?
もちろん答えは分かり切っている。それと一緒だ。どんなときでもいついかなるときでもタバコはなんの役に立たないのだ。
どうだ、反論できる喫煙者がいるだろうか。
ああ、初めてメモが世の中の役に立ったような気がする。タバコをやめて何十年にもなるが、一仕事を終えたあとだ。久しぶりに一本口にしてみようかと思ったとき、ふと疑問が沸いて出た。
一体どんな種類のコーヒーが治療に効果があるのだろう?
ネタ元には述べられていないし、研究もそこまでは進んでいないようだから、ここは一歩先んじて論じてみよう。
治療を考えるためには病気の原因を考えなくてはならない。早速ネットで調べてみたが、残念ながら現時点では原因は不明ということだ。
だが個人的には思い当たるフシがある。間違いなくストレスが関与している。そばにカミさんさえいなければこんな症状なんか絶対に起こらないのだ。
一日の疲れをビールに託し明日の疲れにつなげてもいいではないか。正直、あっちに行け、というのが本根だ。
だからこの眼瞼けいれんを最も効率よく防ぐコーヒーの種類はこうだと結論したい。
医学的な論文をダジャレのネタにしようと読んでるのは
oyajiさんくらいじゃないですかね?どーじゃろ?
”医学的な”ではなく”医学のような”が正解なんですよ。
たとえば、”医学的な考察をする”医者と、”医学のような考察をする”医者がいたら、わたしだったら、”医学的考察をする”医者にかかりますね。絶対。