子供らの夏休みの初めに行動日記を幼稚園から手渡されている。毎日「お家の周りをお散歩」、ではさすがに恥ずかしくなる。ということで盆休みでもあることだし、近場のプールに家族そろっておでかけした。
絶叫系の乗り物などもあるアミューズメントパーク内にあるプールで、いくつかのセクションに分かれている、そこそこ大きなプールだ。到着したときにはすでに人混みでごったがえしていたが、それでも幼児用の丸型浮き輪をふたつ抱えて果敢に流れるプールに双子の子供らと挑んでいく。
長い時間の入水は3歳児のからだにはあまりよろしくないだろうと、頃合いを見て水から上がりほかのセクションに移る。ことが起こったのはそのときだった。
浮き輪を少しばかり置き放しにして遊んでいたら、いつの間にかなくなっていたのだ。
名前を書いてなかったので記憶にある浮き輪の絵柄を頼りにカミさんとただちにプール内の捜索活動に移る。時間がかかったもののやがてそれらしき浮き輪を発見。ひとつは家族連れの子供が、ひとつは別の家族連れの母親が手にしている。このオヤジが話に入ると”流れるプール”が”血が流れるプール”になるかもしれないので、カミさんに真相の究明をゆだねる。
判明したことは以下のこと。
まず子供が持っていたものをその親に問いただすと、「それじゃうちのじゃないのかもしれませんね」。
そしてもうひと家族の母親に訊くと、「自由に使っていいのかと思ってました」。
ということで無事取り戻すことができたのだが、子供にしろその親にしろ、なんとまぁ自由な発想であることか。
とはいえ名前を書いてなかったこちらにも落ち度があったかもしれないと反省し、急遽油性ペンをそこらのスタッフから借りて子供らの名前を浮き袋に記した。
だが書いたのはいいが、それでもちょっと起きっぱなしにすると知らない子供が手にしてプールに入ろうとするのだ。急ぎ注意すると、”あ、見つかった?”ってな顔をするだけでなにも謝らずにこちらに返すだけ。
なんと世の中、自由人が多いことか。
でもよく考えるとプールがもう少し混んでなければこんなことは起こってないのかもしれない。盆ならではの人込みに紛れるからこその自由行動なのだろう。
つまりは 盆 to be free ってことか、などと洒落てみても頭にくること限り無しの日であった。
自由人というより・・・・
言いたくても言えないoyajiさんの気持ち分かります
まぁ一応背中を向けて怒鳴りましたけどね。