NHKの「地球ドラマチック」という番組がある。全国放送だからきっとどこでも同じ時間帯の放送だと思われるが、少なくとも当地では土曜の7時からNHK教育放送で流れている。
毎回テーマが変わり家族そろって楽しみにしており、もしテレビの前に家族がそろわなければ録画をしてまで見ている番組だ。今回は所用のため先週分を録画で今夜楽しませてもらった。
ストーンヘンジというイギリスの古代遺跡があるのは有名だが、その時代より何百年も前に栄えていた場所が、スコットランドの北の端れ、オークニー(Orkney)諸島と呼ばれる一群の島々の一角にあるというのだ。その遺跡には死者と生者の境界をなす建物があり、のちに神殿が建てられていた可能性があるという。
そこでの信仰と共通するものがストーンヘンジにも見られるというのが、番組のキモの一部分でもあった。
まったく初耳の情報でとても興味深く見せてもらっただが、ひとつ腑に落ちないことがある。
きっと多くの人がこの番組を見たはずだ。そしてそのなかにはこのおやじのような不届きな輩も必ずいたはずだ。
放映されてからすでに2日は経っているのだ。この神殿の神様はだれなのか、なぜだれも-とりわけおやじのような不届きものなら格別に-疑問に思わないのだろう。こんな神代の時代を扱った番組としては、だれもが-とくにおやじのようなものが-ひらめくと思った答えをネットで検索したがヒットしない。
なぜだれも、オークニー主の命がいたかどうか考えないのだろうか。(とくにおやじのような…って、もうやめにしますね)