マイノリティーレポートという映画のビデオを見た。数人の予知能力者が未来に起こる殺人事件を察知し、主役で警官役のトムクルーズがそれを未然に阻止するというのが大きな筋。それにいろいろ話が絡んでいくんだけど、まぁそれは見ての楽しみということで。
でもどんな風に予知能力が現れるのかをいくつか紹介すると。
女性の能力者とトムクルーズの二人が、ある組織に追われ建物のなかを逃げ回るシーンがあるんだけど、そのなかで女性がすぐ次の瞬間に起こることを予知してうまく逃げ切れるのね。
たとえばもうじき追っ手が上の階からやってくるというのに、二人は上の方からは丸見えのホールのど真ん中にいる。誰でも隠れなきゃと思いそうなものだけど、彼女はトムクルーズにじっとしているように指示するわけ。やがてたくさんの風船を手にした売り子がそのホールのなかにやってきて、ちょうど追っ手が階上に現れたとき、その売り子がお客さん相手に止まり、二人と追っ手との視界を遮って事なきを得るのね。それとか逃げまどう最初のシーンでどういうわけか、彼女は傘をそこら辺りから拝借するんだけど、その意味がトムクルーズを初めボクら見てるものにも分からない。でもね、建物から出ると雨が降っていて通行人はみんな傘を差している。彼らも傘を広げ人混みに紛れ込んで、結局逃げおおせるというわけ。
で、思ったことはこの能力者はちっちゃいときもやはりきちんと予知しながら生活してたんだろうなぁってこと。
たとえば横断歩道を渡るときなんか、車にはねられるかどうかとか、もちろん分かるんだろうなぁ。で、大丈夫と判断できたらこんなことといってから渡るんだろうね。
「ヨチだいじょうぶ」
……でもこんなのはいくらでもできるか。
ようやく一人歩きができるようになったとき、きっとこんな風に考えただろうとか。
「きっと倒れる。ヨチヨチ歩きはまだ危険」
それとか小学生のときなんか遠足の準備でおかあさんと買い物に行ったときなんか、こう注文する。
「かあさん、おかしはまだ買えるよ。リュックにはまだヨチがあるはず」
あーあ、だからどうだというのだ。少しノリが過ぎたと反省。
以上 My ノリと レポートでした。