肉食植物

この画像はネペンテス(ウツボカズラ)で、食虫植物もしくは肉食植物といわれるものだ。
植物が虫やカエルなども食べると聞いて、子供のころ俄然興味を抱いたのを覚えている。

生物とは進化の枝別れの中で、それぞれがそれぞれの優位性をもって進化してきたもので、たとえば地面から離れられない植物が空を飛ぶ生物より劣っているなどとはつゆもいえないことは、今は理解しているつもりだ。
しかし幼い頭のなかでは違っていたのだろう。おそらく勝手に進化上の位置決めをし、「下位」にいるものが「上位」のものに勝る面白さを感じていたのだろうと思う。


よく知られているようにネペンテスはフタを開け捕食するものを穴に落とし込む罠を持っている。
フタにあるペリストームと呼ばれる隆起したつばには、入り口に昆虫を引き付けるための蜜があり、さらにその上の方に数層のワックスが並んでいて、昆虫は採餌中に足場を失い、急な壁を底まで滑り落ち、そこで液体に閉じ込められるのだ。

というネタ元にある講釈はここまでにして、? の正体はというと、答えはこれ

どうしてもこの画像から目が離せない。
最近やや元気がない身としては、やはり肉食系とはこういう状態をいうのかとひとり納得するのである。