合理的

カナダの大学での実験で、「魅力的な女性を前にすると、男性は合理的な判断ができなくなる」という結果が出たそうな。


 きっと世の殿方は、この結果を見て、「ふむふむ、そうだね」という肯定派と、「ンなばかな。おれは違うぞ」ってな否定派に分かれるんじゃなかろうか。ボクは若干、肯定派。
 どこかで書いたことがあるけど、赤面症があるのね、ボクには。で、いまでこそなにもないけど、医者になりたてのころ綺麗な女性を診察すると、なんとなく顔が紅潮してしまって。単に緊張してるだけのことなんだろうけど、その状態が自分でも分かると恥ずかしくなってますます紅潮してしまって。
 思うにこういうおバカな態度というのは小さい頃から養われてきたような気がする。
 実家は呉服を小売りの商店に卸す、いわゆる問屋さんをやっていたんだけど、商店街のセールの日なんか商品を店の前に出して一般の人にも小売りしてた。
 で、チビのバカ息子だったボクはマスコット的存在として、店先に立たされるわけ。お調子もののチビ院長は、ここぞとばかりにお調子の度合いを上げ、ときにメガホンなんかを片手に、「いらっしゃい、いらっしゃい」などと道行く人に声をかけてたの。
 動物学的な単なる幼児性というだけの外観に騙されて、中年のおじさんやおばさんが寄っきては頭を撫でるんだけど、チビ院長はなんとも思わない。ただ若いお姉さんが寄ってくると、なんとなく嬉しくなって、「コレ持ってっていいよ」などと商品を手にして声をかける。
 ということで、魅力的な女性を前にすると、小売り的な判断ができなくなるということを、男チビ院長は学んでいたんだなぁって、ふと思ったわけで。
 ああ、だからどうしたというのだ。今年もあと一日だというのに。しなくてはならないことが山ほどあるのに。

だったらくだらんメモ書くなってか。

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