正月早々、酒を飲み過ぎてしまった。年末は酒を控えていたのだが、一度アルコールに接すると徐々に量が増えていくのが自分で分かる。それだけではない。よほど醜態を見せたのだろう、夜の街ではカウンターの女性から虫けら扱いされる始末だ。
ああ、こんなことではだめだ。このままでは本当の虫、それもショウジョウバエになってしまう、そんな不安を抱かせる記事があった。
米国の研究者がショウジョウバエを使いアルコールの慢性的な影響を調べたのだ。
当たり前のことだが、オスのショウジョウバエはメスのショウジョウバエに求愛する。だが毎日少しずつエタノールを与えるとオスのショウジョウバエはオスでも構わなくなるという。
写真がその実験のものだ。（実はリンク先にはもう一組の写真が載せられており、脳内の伝達物質とアルコールの関係が明らかになったことが説明してあるのだが、それを省いても十分真実を伝えるものだと信じている）
左はアルコールなしのオスたちで、右はアルコールを飲み続けたオスたちだ。右には仲のいいオスたちが何組かいることがお分かりだろう。アルコールを続けるとこの組の数が増えていくという。
つまりアルコールの影響は続けることで大きくなっていくというのだ。さらには年取ったショウジョウバエの方がよりアルコールの影響を受けやすかったという。
抱いている不安がお分かりいただけたと思う。このままではショウジョウバエと一緒になってしまうのだ。
だが年が明けてまだそう日も経っていない。新年の目標を立てるのは遅くはないだろう。
今年こそ、アルコールから遠ざかり心と身を安らかに保とう。
「六根」は、眼、耳、鼻、舌、身、意の六つの感覚器官。六根清浄とは、そこから入ってくる欲望や迷いを断ち切り心身を安らかに保つこと、らしい。
ネタ元
Daily alcohol use causes changes in sexual behavior, new study reveals