生活習慣病

 生活習慣病という病気がある。糖尿病、高脂血症、高血圧などのいくつかの病気を指し、以前は成人病と呼ばれていた。
たしかに成人に多い病気なんだけど、どうも成人になるということが原因じゃなく、生活の有り様が病気に関係してるということで、そのうち名前が生活習慣病に変わった。
 そして現在、この病気、どうも肥満を中心として、代謝という根っこのとこでそれぞれの病気が繋がっているようなので、代謝性症候群という捉え方に変わろうとしている。

 で、この代謝性症候群、高齢者では認知障害を起こすかもしれないという記事があったのでメモしておこうかと。
 2600人近くの70台の人を対象にした研究で、代謝性症候群がある人は炎症反応を示す値が高く、認知テストでも障害を認めたという。
 そもそも認知というのは、なんなのか。あるネットの表現を借りると、「認知とは、人間の精神活動における情報処理過程のことであり、この過程には注意機能、照合機能、統合機能、記憶機能などの様々な高次脳機能が関与している」ということらしい。
 うーん、なんだかむずかしい。2×1 の計算もできなくなる、つまりニンチがなにか分からなくなるのが認知障害だと理解していただけになおさらだ。
 でも、まぁいろんなことが分からなくなるということで、手を打つことにするとして、この認知障害には思い出がある。
 診療手伝いにいっている、ある病院の忘年会に呼ばれたときのこと。通い始めてまだ日も浅く、知らない人も多かったので、本人としては、誰彼となく親しさを表現しようと思って挨拶して回っていたんだけど、後日聞き及ぶに、どうも女性だけに接近して、元ダイエー社長になってしまっていたらしいのね。お酒がかなり入ってて覚えてなかったわけ。
 この認知障害、とてもひんしゅくを買ってしまったようで。あるいは、ボコボコにしようという計画もあったやもしれない。
 その後なんとか信頼は取り戻せたとは思うけど、生活習慣には注意をしなくてはならないと改めて反省したわけで。
さもないと認知障害で、”リンチしようかい”なんていう事態も招くなるかも…というメモでした。

これから忘年会シーズン、くれぐれもお酒の上での行動には注意をしましょうね。
なお代謝性症候群は、metabolic syndrome というのを直訳したもので、通常は、メたボリック症候群といわれてます。

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