頭髪

hair
 新しいサイトをいろいろいじくってると、科学系サイトを覗く時間がなくなってしまった。これでは科学啓蒙サイトを自負することができない。落語サイトであることがバレてしまう。
 でも背に腹は代えられない。
 ということで写真のお兄さんが目に止まったのでさっそくメモしてみたい。6日のジャマイカ新聞に載ったもので、もうよそのサイトで見た方もいるかもしれないが、説明しておこう。
 帽子のように見えるが、実はこれは髪の毛でできている。20年間のばした髪だそうだ。
 ネタ元の記事には彼のたどたどしい英会話を小馬鹿にしながら、彼が新聞に取り上げられた経緯が紹介してある。ほとんど会話できないものとしてはなんだかこちらもバカにされているようで、いささか不愉快だが、まぁそれはそれとして、なぜ今日のメモで彼のことを取り上げようとしたのか。


 それは頭の毛にはさまざまな不思議があるからだ。なぜ頭に毛が集中しているのか。隠された毛のことを陰毛というのに、あからさまに出ている頭髪のことをなぜ陽毛といわないのか。幼いころからいろいろ悩んできた。
 やがてそうした素朴な疑問は日常生活のなかに埋没していったが、彼が再び興味を喚起してくれたのだ。
 まず、もっともポピュラーな疑問。なぜ頭髪はあるのか。
 小学生のとき、学校からの帰り道でアホな友らと話しあったことがある。一番もっともらしかったのは、”ものが当たったときケガが少なくよるように”というものだ。
 ジャマイカの彼を見てると、その説は正しいような気がしてくる。
 彼の頭にあるのは、事故ボウシ。
 いやいやこれじゃ落語じゃないか。そんなことでこのサイトの質を貶めたらだめだ。
 違う疑問に移ろう。
 そもそもなぜ髪の毛だけ、頭髪という名称が与えられているのだろう。胸にあれば胸毛、脇にあれば脇毛、スネにあればスネ毛なのに、頭の毛には頭髪という別の呼称が与えられているのだ。
 しばらく考えてみた。
 すると彼が重要なヒントを与えてくれていることに気づいた。
 頭髪と呼ばれるのは、頭hats。
 いかんいかん。ほかにも二十近くの疑問があるが、墓穴を掘りそうなのでやめにする。

 ちなみに頭髪に関する疑問は正確には18ある。18でなく十八だ。
ネタ元
‘HAIR’ IS THE HAT

“頭髪” への3件の返信

  1. 美容師なので毎日、お客さまの髪を触る日々ですが、、、不思議と嫌な髪の癖具合は遺伝(?)というか、似ますね。
    ちなみに、私の襟足の生え方も『あ~ぁ』な、感じです。
    帽子頭、斬新で面白いですね。

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