スイート

 ある本に書いてあった”スイート・ルーム”についての説明。
『ホテルの「スイート・ルーム」を英語で綴ってみてください。「甘い」新婚カップルが泊まる部屋との発想から思わず「sweet room」と書いてしまいがちですが、正しくは「suite room」と綴ります(発音は全く同じ、但し英語では単に「suite」と言うのが普通です)。「suite」は「suit(スート=スーツ)」と同語源で、「一揃いの」の意味。トランプの10,J,Q,K,Aの5枚を「royal suit(ロイヤル・スート)」と言ったりしますね。というわけで、寝室、居間、浴室が揃った部屋がスイート・ルームです』

 今まで”つながった部屋”とかの意味で理解してたんだけど、まぁ当たらずとも遠からずってとこか。
 こうした英語の勘違いで気に入っているのが、次のやつ。
 英語圏を旅行中の何人かの日本人たちの話。レストランに入ってそれぞれが注文するのね。しばらくすると料理が運ばれてくる。
 で、ウェイトレスがそれぞれの料理の確認をしていくわけだけど、最初はハンバーグについて訊ねる。
「ハンバーグはどなたですか」
 仲間のひとりが手をあげて応える。
「ぼくがハンバーグです」
ってな会話が普通交わされるんだけど、最後の言葉を誤ってこういっちゃうのね。
「I’m humburg」
 もう何年も前のことだけど、職場の仲間とグアムに行ったとき、レストランに入ってこの話をしたら結構ウケた。でも実際に料理が運ばれたとき、やはり恥ずかしくて実行できなかった思い出がある。
 でも、どうせ下手クソな英語なんだし、元々がジョークなんだから、笑われてもいいからいったらおもしろかったかもね。
 そもそも英語なんて、スイート間違ったくらい、いいんだよね、きっと。

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