たまたま

背帯につられて手にした文庫本がある。そこには仰々しい文字である文学賞を二つも獲ったと謳ってあったが、読み終わったあと詐欺にあったような感じだった。
ストーリーのつまらなさもそうだが登場人物にまったくリアリティを感じないのだ。なかでも二人の小学校五年生の男の子と女の子には驚かされてしまう。二人ともほとんど日を違わず母親を亡くしてしまうのだが、これほどまでに悲しみを感じずに-それも葬式の日から-過ごせる子供とは一体どういうパーソナリティを持っているのだろう。それだけでなく彼らの思考はまるで大人だ。女の子はある成人男性から性的な被害を被っていて、それが重要なプロットを形成しているのだが、どうやらそのためだけに無理な年齢設定したのではないかと邪推してしまう。
まぁ、受け止め方は人それぞれだろうから、それはそれとして、そんなことより本に出てきたある”解説”がとても気になってしょうがない。それはこんなものだ。

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オシッコ

子供はオシッコが好きなのだろうか。
クルマに乗って坂道に差し掛かると上りでも下りでもどういうわけか、うちの双子らはそろって楽しそうにオシッコ、オシッコと叫び出す。とっても楽しそうなのでこちらも釣られてオシッコオシッコといってはみるが、さほど楽しくはない。
だがこの研究者たちは違うかもしれない。微生物燃料電池(Microbial Fuel Cells; MFC)を研究する英国の科学者たちだ。

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無知


リチャード・ドーキンスの「進化の存在証明」を読み終えた。生物の進化は事実だということを証明し、神が生き物を創ったとする創造論を辛辣かつ詳細に反論したものだ。600ページもある大著で、能力があれば内容をもう少し詳しく披露できるのだが、きっと600ページほどの紹介文になりそうなのでやめにする。
この書の訳者のあとがきに気になる箇所があった。欧米では多くの人が進化論を否定している状況にたいしての訳者のなげきの弁だ。

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黄金比


黄金比という、古代ギリシャの数学者が見つけた長方形の縦と横の比率がある。爾来、その比率が一番美しいといわれているのだが、どうも納得がいかない。人の美的感覚なんてのはそんな数値で示されるものではないはずだ。暫定税率がそのままだというハトさんの結論に納得がいかないのと同じで、なぜなのかといわれても明確には反論できないが、とにかく納得がいかない。

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イヌ派とネコ派

ある科学サイトがこんな記事を流している。ペットを飼うならイヌ派?、それともネコ派?
クリスマスも近いことだし、スタッフのみさなん、浮き足立っているのだろう。大晦日に当番医をやらなくてはならない身としては気持ちはよく分かる。軽い記事でサイトを埋めようとしているのだね。
とはいえお互いきちんと仕事はするはずだ。だから内容を紹介するよ。
ということで、さっそくイヌvsネコのゴングが鳴りました。カーン。闘いは11ラウンド。

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共感覚

共感覚という、その感覚を持っていない多くの人からすれば奇妙な感覚がある。ネタ元によると、たとえば数字が立体的に見え、1980が1995より遠くに見えるとか、年数がらせん階段に見えたり、1月や2月などの月が円状に配置されて見えたりするという。
以前にもこの感覚についてメモしたことがある。そこから引用してみると”文字や数字に色がついていたり、逆に色に、固いや力強いなどの個性を感じたりする”、あるいは”2月が平らなリボンを身にまとったように見える”人もいるようだ。

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テレビダイエット

ダイエットなんて簡単だ。要は体に入ってくるカロリーを制限するか、体のなかでカロリーを消費するかだ。
意気込みすぎるからダメなのだ。大エットではなく、中エット、もしくは小エットをすると考えればいい。
ここ数年、そんなことを自分に言い聞かせて来たが、一向に体重が減る気配がない。
だがこれならうまくかもしれない。家でTVを見る時間を減らすだけでいいというのだから。

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コイントス


コイントスに関するこんな研究があった。
コイントスはスポーツなどで先攻後攻を決めたり、あるいは仕事を終えたあとビールを飲むかどうかを決めたりするものだ。
確率は半々というのが常識だと思うのだが、カナダの研究チームによれば、コイントスの結果は意外と簡単に左右できるらしい。

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照準


本物の銃は撃ったことがないが、オモチャでの経験から狙った的を当てるのは容易ではないことぐらい分かる。
銃身の手前にある出っ張りと銃身の先にある出っ張りとで的を狙うわけだが、その過程は複雑だ。片方の目で前と手前の出っ張りを覗き、頭のなかでもう片方の側と均等になるよう補正し、的が中心に来るよう狙う。
このプロセスは「目や脳には負担が多すぎる」と正確性を増した新しい照準を考案した研究者はいっている。
手前にある出っ張りを”不完全な半分の三角形”にしたものらしい。
円とか四角とか三角形などのおなじみの形を見て、その一部が見えなくてもそれを想像するという潜在意識を用いたものらしいのだが、ネタ元には上の写真しかなく、ぜひどんなものか知りたくてネットでいろいろ調べたが分からない。
一体どんな三角形なのだろう。研究者にぜひ教えてもらいたいものだ。

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クリスマスツリー


11月末、我が家にクリスマスツリーがやってきた。今まではほんのお飾り程度のツリーで済ましていたのだが、子供らが成長するにつれ、少しは親の威厳を示しておかねばときびしい台所事情を押して購入したものだ。
もちろん、人工ツリーなのだが、それに関連してちょっと不思議な感じを抱く記事があった。クリスマスツリーには本物の木を使った方が地球温暖化防止のためにはいいというのだ。

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