煎餅

 今日クリニックの掃除をしていたときのこと。棚の上にあったカンを開けてみると、煎餅がつまっていた。ここ直方には全国的にも有名なアラレ屋さんがある。外側のラベルが取られて分からなかったけど、そこのアラレがぎっしりと詰まっている。
 お歳暮かなにかでもらったやつなんだろう。いつかは不明だけど触ってみてしけってなさそうなので、スタッフとパクつく。
 で、思い出したこと。十年以上も前、関東に住んでいたときに、このアラレが二缶、当時働いていた病院に直方から送られてきたのね。当時はこの会社、まだまだ全国的には名が通ってなく、送ってきた理由もなにも書いてない。あるいは直方出身の人たちをピックアップして試食用に送ってるんだろうと判断し、みんなでおいしく頂いた。
 ところがそれから数ヶ月して、また送られてきたのね。

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流れ星

目に宝石を植え込む技術があるそうな。眼科医なんかは、植えつけたところから宝石がいろいろ動き回るかもしれず、あぶないかもよと警告してるみたいだけど、この技術を開発した会社は、順番待ちの人がいるほどと豪語しているみたい。
 で、生まれつき片目が見えない作家のことを思い出した。
 その方が小さいとき、なんで自分の目が見えないか、母親に訊いたそうな。するとその母親はこういったという。
「あなたの目に流れ星が入ったからよ。だからあなたの心のなかにはお星さまがずっといるのよ」

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バスローブ

 先日ある記念にと、バスローブを頂いた。若い頃、予約もなしに泊まれるホテルでは着たことはあるけど、日常生活で身にまとったことはない。で、頂いた日に試しにと服を脱いで着てみると、肌触りがよくなかなか着心地がいい。
 でもこのバスローブっていつ着るんだろう。風呂から上がってすぐバスタオル代わりに使うんだろうか。あるいは軽く水気を取った身体にまとうものなのだろうか。
 それともパジャマ代わり?でも結構生地が厚く、寝間着としてはちょっと暑いような気もするし。

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地図

 今日、連休でもあるし近くの自然がたくさん残る街にぶらりと足をのばした。途中で、ふと以前スタッフのみなさんと行ったことのあるレストランに行こうと思いたったのね。
 そのレストラン、山のなかにあって、以前行ったとき、こんな道でいいんだろうかと不安を抱きながらも案内の看板に従って進んでいくとなんとかたどり着くことができた。

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 ちょっとステキな話を。
昨日、中学校からの悪友に誘われた料理屋さんでのこと。席に付くと、その悪友、やおら手にしていたバックを開けると、小さな布製の袋を取り出した。
 くちヒモを解くと中から出てきたのは、四つの棒。二つのパーツをクルクルと回してつなげると、一組のりっぱな箸となった。ウルシ製の洒落物で一万円近くもするそうな。
 それを丁寧にテーブルに置くと、注文を聞きに来た店の人にあらかじめ置かれていた割り箸を返した。

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ETC

 今日の夜のこと。近郊の大都市に出かけたあと、タクシーを拾って地元まで帰ろうとしてたのね。
 タクシーの運転手の方、年は60台でなんでも西九州の島にずっとおられて、その大都市に来たのはおよそ一年前ということだった。で、道が不案内だからということで、それではボクがナビゲーションしましょうということで、後部座席からいろいろ指示を出したんだけど、目安となるだろうと思ったいくつかのポイントもお分かりにならない。高速を使って帰ることをお願いしてたんだけど、大きな標識があったにも関わらず、その入り口もあやうく間違えられそうになる。

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百均コーナー

 クリニックのすぐ横のスーパーには百円均一コーナーがある。で、今日小物を探しにいっていたときのこと。
 目当てのものを手にレジに向かうと、先におばさんが勘定をすましていた。
 レジの人がお釣りの計算をしてるとき、そのおばさん、しきりにぼやいていた。
 どうも、先日その百均コーナーで買ったザルがあるんだけど、帰ってからよく考えるといらなかったということらしい。百均独特の、「安いからなんでも買ってしまえ」ってな雰囲気に飲まれての衝動買いだったのだろう。
 まぁそこまでは理解できないこともない。レジの女性もうんうんとうなずいている。

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パーカー

 宮古島トライアスロン顛末記。
 南の島に乗り込んだあと、のんびりとレース前の日々を過ごしていた。いつもは鋭気を養うという意味でのんびり過ごすんだけど、今回のは違っていた。
 結局帰りの飛行機がうまく手配できず、レース当日の最終便で宮古島を発つことを計画せざるを得なくなってしまっていて。
 レースは朝7時半スタートで、トップ選手はだいたい午後の3時台にゴールするんだけど、こちらのゴール予測タイムは午後8時台。
 くだんの最終便は午後4時台。どう計算しても最終便には乗れそうもない。

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ジャミセン

 昨日ウェルカムパーティで少々のアルコールを飲んだあと、宿へ戻ってたときのこと。
 ある居酒屋さんからジャミセンの音が聞こえてくる。アルコールも足りなかったため、早速のれんをくぐってみた。
 なかは三、四十人のお客で賑わっていて、一人のおじさんが陽気にジャミセンを弾きながら歌っていた。
 一曲歌い終えると、わいわいと雑談が始まり、どうも今度の大会のボランティアの人たちの集まりのよう。
 そのおじさん、みんなから先生と呼ばれていて、どうも医療班のドクターみたいだったのね。
 しばらくするとドクターは、また興が乗ってきたのか、ジャミセンを手に立ち上がって二曲ほど、披露される。
 ジャミセンも歌もとてもうまく、みんなから拍手喝采を受けていた。
 会は延々と続いていく様子で、こちらのアルコールの充足度も十分になったため、こちらは一足先に席を立つ。
 で、同業でもあり、せっかくの機会だからと帰り際に自己紹介を兼ねてそのドクターに名刺を渡したのね。
 ありがたいことにお返しの名刺をいただいて。店を出た後丁寧に名刺を見てみると、ドクターの肩書きは、琉球大学の外科の教授で、沖縄の中部病院というとこの外科部長ということ。この病院、救急医療で全国に名が知れている。
 ということで、とてもえらい先生だったのね。
 先生、いつもあんな風に陽気になるのかしら。
 そうじゃなかったら、職場ジャミセン、ジャミセン姿ってわけね。

ドイツ村

 宮古島にはドイツ村がある。
 なんでもドイ何百年も前のこと。ドイツの船が島の沖で難破していたとこを荒れ狂う波の中を島の人たちが危険を侵して助けたそうな。それを記念して何年か前にテーマパークほい村が作られたわけ。
 まぁ ムラ興しなのは分かるけど。
 でもね、助けられた方が何か記念碑でも作るんならよく分かるんだけど、助けた方がやるのはなんだかねぇって思ったわけで。
 島の人にしてもドイツの人にしても、ドウイウツむらだ
 とか思う人いないのかしら。

(正確にはドイツ文化村みたいです)