自由落下

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 物理用語で自由落下という言葉がある。ネットでの表現を拝借すると「速度に比例する空気抵抗を受けながら、重力によってまっすぐに落下する物体の運動」ということになるが、つまりはものを高いところから落としたときの動きだ。
 もちろんまっすぐに落ちていくことなど、地球上でありえない。風が吹いたりカラスがつついたり院長が石を投げつけたりするからだ。だから仮想的な空間だ。


 ただ疑問がある。まっすぐに落ちるというのは自由な動きなのだろうか。
 たとえば自由に空を飛ぶというのは、まっすぐに上って行くことではないはずだ。ハリポタもそうだ。魔女宅もそうだ。重力に逆らってあちらこちらに飛び回ることじゃなかったのか。
 であるならば今度は重力に従うのが自由というのは、なんだかおかしいじゃないか。
 風が吹いたりカラスがつついたり院長が石を投げつけたりせず、ほかにもまっすぐ落ちるのを邪魔するいろいろな条件を取り払うというシチめんどくさいことをしないとまっすぐに落下しないのは、とても不自由な気がする。
 まぁ論より証拠だ。これを見て考えていただきたい。
 こうした不自由落下を見せつけられると、やはりまっすぐに落ちるのが自由落下なのだという気にもなる。

頭、腰、手足に軸があるようです。

“自由落下” への2件の返信

  1. はじめまして
    なんだか 死体が落ちていくようで
    怖かっです
    時々院長室覗かせていただいてます 
    おバカな私には ムツカシイこといっぱいですが おもしろく拝見してます~

  2. 院長、毎度です。
    この自由落下いつまでやらせるんですか~
    オチないからアゲましたよ。
    それではまた
    (でもこういう面白いネタ、どこで探すのでしょうか?)

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