成長ホルモンが寿命を短くするかもしれないという去年の科学ニュースから。
成長ホルモンに限らず、ホルモンというのはごく微量で、かつ生き物のある状況に応じていろんな働きをしてるんだけど、なんとなく効果のほどがはっきりしないのに、若返りの薬としてもてはやされることがあるのね。アメリカなんかでは風邪薬を買うような感覚で、若返り薬としていろんなホルモン剤がバンバン薬局で売られてるんだけど、日本でもちょこちょこ見られる。（例えば、こんなサイトなんか。ちなみにヒューマングロースホルモンとは人成長ホルモンのこと）
安易に使うとまずいよなぁと漠然と思ってはいたものの、効果があるというデータはなくても、悪い影響があるというデータもそうなかった。
でもこのニュースは、やっぱり安易に使ってはちょっといけないかもということを示しているかもしんない。
内容は、成長ホルモンに反応するマウス、半分反応するマウスと、全く反応しないマウスとに分けて検討したら、反応したマウスは大きく成長したものの、反応しないマウスに比べて寿命が短かったということ。
だからすぐに成長ホルモンは寿命を短くするんだという結論じゃないけど、そこにも書いてあるように、「
以上の結果から、自然の老化現象の一つとして失った成長ホルモンを補充する治療はヒトの寿命を短くする危険性があり、このことに関してはさらなる
研究が必要とされている」という具合に、やはり問題を投げかけているのね。
でもね、ボクはさらなる研究は全く必要ないと思うわけで。
院長 「事実ははっきりしてます」
研究者 「そんなに安直な態度はダメです。いろんな仮説をひとつひとつ実証していかなければいけません」
院長 「大きくなればマウスの寿命は短くなるに決まってます」
研究者 「だからもっといろんな可能性を考えて…」
院長 「票が大きくなれば、マウスの寿命は短くなるに決まってます」
研究者 「あ、クリック、クリックの話ね」
まぁ分かる人だけ分かっていただければと。でも違った意味でおもしろくなってきたよねぇ。