裁判所に持ち込まれた離婚のもめ事はどんな風に処理されているのだろう。とくに財産分与に関するもめごとだ。
きっと弁護人たちが「この案件は」などといった事務的表現でことを進めるのだろう。
でも寂しいかぎりだ。離婚の決断にいたったとはいえ、それまで二人が築き上げた財産には、そうした冷徹な言葉では表し得ない二人の思いが秘められているはずだ。
とはいえやはり分けなくてはならない。ということでオーストラリアの研究者が一肌脱いだ。財産分与プログラムを開発したのだ。
お互い100点を有していて欲しいと思うものに点数を割り付ける。 たとえばクルマに女性が60点、男性が5点をつけたとする。女性の方がクルマをより欲しがっているというわけだ。
こうしてつけられた点数のうち一番大きな差があるものを、もっとも可能性のある案としてコンピューターが提示する。もしクルマの点数差である55点がほかのものの差と比較して一番大きければクルマを女性に分与するという提案がなされるということだ。
もしその提案が二人に受け入れられると、またリセットしてお互い残ったものに点数をつける。ただし最初女性がいい目にあったから次は男性には100点以上の余分な点数が与えられている。
ネタ元の記事を読む限り、こうしたことを繰り返すということらしい。
実は敗者はどちらでもないというゲームの理論というのがあり、それをプログラム化したものなのだが、数式などなくてもなんとなく理解できる采配だ。
これを使えば法廷など利用しなくても済むかもしれない。
ただ心配なのは最後の方だ。たとえばイスが残っているとしよう。そのとき持っている点数の多い方がそれを獲得できるのだろう。
だが特別な状況かもしれないが持ち点が同じということは起こり得ないのだろうか。そのときはやはり出るところへ出て決着をつけねばならないのだろうか。
ぜひ研究者に訊いてみたいものだ。
研究者「いってみれば特別な案件、すなわち”The 案件”とでもいうべき状況です」
院長 「なるほど」
研究者「でもこれもポンと回答が出ます」
院長 「そうなんですか」
研究者「最初はグー」
院長 「そうですね」
研究者「ジ、アンケン、ポン」
院長 「すばらしい」
だははははーーっ!院長はきっと患者の容態診て、
どういう治療をするか?より先にまずダジャレを一発かますんじゃないでしょうか?
あなたは胃がんです・・これはいがん・・・なんちゃって。
そんな不謹慎なことをかます医者は医者の資格がないと考えます。
診断は死んだんです、などという不謹慎なダジャレをかますような医者にならないよう日頃から気をつけています。