高齢出産

 野生の馬が群生していることで有名な宮崎の都井岬で、人間の年になおして84歳になる馬が出産したとのニュースが目に入ったので、ちょいとネットで調べてみた。
知っている人もいるかもしれないけど、馬の発情期は春から初夏にかけて、ほぼ3週間おきに5、6日間続くという。ちなみに牛は年がら年中、21日周期で発情しているとのこと。
 普段同じように見慣れている大型ほ乳類だから、発情期が異なるってのは、なんとなく不思議なカンジがする。


 おもしろいことに「馬 発情」で検索すると、競馬関係のサイトが結構ヒットするのね。どうも発情している馬はレースに集中できないようで、馬券を買いに走ったらダメらしい。ついでにそういう雌馬のことを競馬用語で「ふけ」、発情している雄馬のことを「乗っけ」といい表すそうな。
 で、その都井岬の馬、「肉が落ち、肩や腰の骨が浮き出」ても、毎日元気に子馬と暮らしているという。よほど生命力にあふれていたんだろうね。高齢出産でも、「なんとしてでも生んで育てたるわ」ってな意気込みが伝わってこない?
院長 「妊娠中は『ふけた馬のふけ馬』とかバカにされませんでしたか?」
馬さん「そんなこといわれても気にもなりませんでした」
院長 「やっぱり婆々ぁの馬だから、赤ちゃんにかける言葉は、ばばばですか?」
馬さん「普通通りです。ところで、あんた、高齢出産をバカにしてるでしょ」
院長 「いやそんなことはありません。いまや時代は恒例出産ですから」
 久しぶりに博多にわかということで。
 いまや10%が35歳以上の出産とのこと。リスクはなにかと高くなるとは思うけど、凄まじい生命力でがんばってください。

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