花火大会

 昨日は地元の河川敷で花火大会があった。午前中は晴れてたんだけど、午後から雲行きが怪しくなり、ついには雷を伴う雨まで降り出してしまった。
 それでも、朝には街中に知れるように開催の合図の花火が上がっていたし、ネットで調べると、夜の降水確率はゼロだったから、夜店も出ていることだろうと、涼みがてら3時間ほど前からごそごそと川の周辺へ向かう。
 空にはときどき雷鳴が鳴り響き、遠くではあったけど、稲妻が大地に走っている。それでも多くの人が河川敷に集まっていた。


 で思ったこと。ヒトというのは、自分に悪いことが起こるってことはなかなか想像できないのね。
 この季節、落雷での事故がけっこうニュースで流れるんだけど、やっぱり他人事しか受け止められないみたい。
 でもね、ぜひここのサイトを見て欲しい。カナダでの話だけど、雷が落ちる確率は、宝くじの当たる確率より高いのよ。宝くじは、自分は当たるだろうと思って買うけど、雷は自分には落ちないだろうと思うのは、とてもヘンじゃない?
 それに、この直方のすぐ近くには”金田”と書いて”カナダ”と呼ぶ街もあることだし、なお一層の注意が必要なわけね。
 ということで雷が鳴りやむまで街で時間を過ごし、天気予想通り雨が上がったので河川敷まで足を運んだ。
 河川敷から上がった道路からの見物だったけど、6000発の花火はとてもすてきだった。花火が上がるそばの河川敷から見上げれば、いっそう見事だったんだろう。
 でも、そこを選ばなかったのは、決して雨上がりで芝が湿っていたからだけじゃない。
 最低年に一回起こっているとして、花火の事故が起きる確率を考えると、1/(全国の花火大会数) でこれも宝クジに当たる確率よりはるかに高いに違いないからだ。
 あそこのなかにも、きっと宝クジを買っている人がいたはず。当たりますようにってお願いしながらね。
 でも宝クジより、花火に当たりやすいところを陣取ってて、危険と思わないのは、なんか不思議だよね。
 だいたい宝クジなんてホントにめったにしか当たらないもの。それを当たるかもと信じ、けっこう起こることがあるかもしれない厄介事は起こらないだろうと考えるなんて、ヒトって根っからの楽天家なのかもね。
スタッフ「院長も一緒でしょ」
院長  「どういうこと?」
スタッフ「あふれんばかりの患者で待合いが賑わうことを信じてる」
院長  「ふむふむ」
スタッフ「数えるだけの患者しか来ない日なんて、さほどない」
院長  「ふむふむ」
スタッフ「それでもこんなメモをしてる」
院長  「ふむふむ」

ということで人生の起死回生を賭けて、恒例のサマージャンボくじ購入時期となりました。どうか当たり、真の楽天家になれますように。

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