犬好き遺伝子

スウェーデンのウプサラ大学の先生方、申し訳ありません。
我が家にはチワワがいて、二卵性の子の一人はその犬をかわいがり、もう片方はあまり興味を持っていないようなのですが、これはひょっとしたら先生方のおっしゃる通り、二人の遺伝子の違いが原因かもしれないですね。

先生方の”犬好きの”遺伝子があるとの記事に、最初、正直、ワンと吠えたくなりました。
記事は一卵性と二卵性の双子でのデータですよね。おそらく成人後の調査でしょうが、犬の飼い主の一致率が、一卵性の双子の方が二卵性の双子よりはるかに大きかったというのでしょ。
「この種の双子研究では、どの遺伝子が関与しているのか正確にはわからないが、少なくとも犬を飼うことに遺伝学と環境が同等の役割を果たすことを初めて証明している」とのお言葉もメモしておきます。

最初、えー、じゃあ、徳川綱吉は大きなワンコ遺伝子持ってたってわけ? 幼い時、ワンチャンからシッポを元気に振られた経験が大事じゃないの? などと思ったのですが、よく考えるとそうでもないではないような気がしてきました。
記事では触れられていませんが、もちろん研究では幼い時の犬との接触について考慮されているはずですよね。そのうえでの結果であるなら、つまりワンチャンとの触れ合いの経験があろうがなかろうが、一卵性と二卵性の間で差が出るのであれば、確かに遺伝的要素も考慮する必要がありますよね。

その遺伝子が解明される日を心から待っています。もちろん見つかった日には、めずらしい例としてさっそく学術誌に発表されることでしょう。
そこで、お願いがあります。そのときの論文の題を「生類あわれみの例」にしていただけませんか。うちのチワワも喜ぶと思います。

ネタ元:Owning a dog is influenced by our genetic make-up