創作

 今日おもしろい番組があった。島田伸介が司会で、いくつかの奇妙な出来事を紹介し、その理由を回答者に考えさせるというもの。ほかのことをやりながら、それも途中からだったので、詳しくはメモしなかったけど、たとえばこんなもの。
 南米のエクアドルで、ある子供がオタマジャクシを部屋の机の上で飼っていたが、朝起きると2m離れたところにいるという。その場所は、中央に水をためることのできる植物の、その水たまりのなか。何匹もいたがすべて、それぞれが何本かのその植物のなかにいたという。机の上には水が滴った跡がある。どうしてかというもの。
 ほかにも練馬区の広報を流す街角のスピーカーから、青森の放送が流れたという。なぜかなどなど。


 オタマジャクシの方はオタマジャクシをおんぶして移動する習性のあるミイロヤドクガエルの親が、夜部屋に忍び込んで、安全な植物のなかに運んだというのが正解。
 放送の方は、電離層に反射して起こったもので、偶然に偶然が重なったらしい。
 聞いていて、ふむふむと感心していたのだけど、よく考えると少しおかしなことに気づく。放送の方は、当時の新聞記事を映し、またどこかの先生も解説に出ていて信憑性があるのだけど、エクアドルの方は、今時よく見る再現フィルムだけで、ミイロドクガエルが実際に何匹もオタマジャクシを背中に乗せている映像が流れただけだった。
 たしかにネットで調べると確かにそういう習性をもったカエルのようだけど、その少年の部屋で起こったことは本当のことなのだろうか。窓から進入した親カエルは、子供を背中に乗せたならなぜそのまま外に出なかったのだろうと思うわけで。
 まぁ創作なら、話をおもしろくするためなら、その程度は許されるのかもしれないけど。
 で、思い出したこと。飲酒運転の罰金引き上げに併せて、最近噂される飲酒運転の車の同乗者も30万円、検問の前で引き返すと罰金アップなんてのは、どうなんだろう。たしかに免許の講習のときにそのようなことを聞いたという人も知っているが、どういう法的根拠で同乗者が追求され、Uターンが罰せられるのだろうか。ボクはまったく警察の創作のような気がするのだけど。
 でも実際こんな話聞かされたら、ほとんどの人が驚いているみたい。まぁこれも飲酒運転をしないよう警告するためなら、許されるのかもしれないけどね
 で、手のうちがばれてきたら、そのうち署内にこんな標語が貼られるんだろうね。
 飲酒運転、つくりはなしに、びつくりはなし。

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