再帰性

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 ネタ元は分からなくなってしまったが、手元にあるファイルにこんな画像があった。
 自分が見ていたテレビの映像に自分が登場してくるというものだ。
 驚いてしまった。そんなことがあるのだろうか。今まで学んできた科学理論になにか欠陥があったのだろうか。それとも欠陥がある科学理論しか学んでこなかったのだろうか。


 悩んでいると、ふとハノイの塔というゲームを思い出した。やり方はこうだ。
 3本の棒うちの一本に何枚かの円盤がはまっている。円盤は下の方が徐々に大きくなっている。
 これらの円盤を最初の形のように、ほかの棒に移すというものだ。
 ただしルールがある。
1)一回に一枚の円盤しか動かしてはいけない。
2)円盤をほかのものの上に移動させる場合、それより小さなものの上には置けない。常に大きい方が下になるようにする。
3)棒以外のところに円盤を置いてはいけない。
4)一日に一回は「院長室」を訪問する。
というものだ。

途中までだけどこんなカンジ

 2枚の場合は簡単にできるのは分かるだろう。だとすればこのゲームはいくつでもできるのだ。
 というのは、3つの場合は、上の2枚を移動させる操作をまず終えて最後の一番大きなやつを移動させ、残りの2枚をまたその上に移動させる操作を繰り替えばいいからだ。
 4枚のときは、まず3枚の操作を、5枚のときはまず4枚の操作を、ってな具合だ。
 こうした同じ操作を含んだ行為を数学的に”再帰”というのを思い出したのだ。
 なぜこの名前なのかは知らない。なぜ”3本の棒”じゃなくて”ハノイの塔”なのかも知らないし、なぜ院長が”オヤジ医者”じゃなくて”院長”なのかも分からない。
 ただ最初の映像と再帰性が、二日酔いの頭でふと重なったのだ。
 でもよく考えるとこの再帰、ネットの世界でもよく遭遇する。
 先日もそうだった。生物のエネルギーについてちょっとした話をしなくてはならない機会があり、「アルコール分解酵素」について検索していたときだ。
 ヒットしたのは、これ
 この事態をサイキ不能という。

’06年11月付記。
実は最後の検索で、当時このメモが最初にヒットしていたのを踏まえてのメモだったのですが、現在ではさすがにそんなアホらしいことはないようです。

“再帰性” への3件の返信

  1. ここにぶちあたったときの院長の顔を見たかったですね。
    まさに、唖然!

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