心筋梗塞を症状が出る前から察知して救急体勢で応じてくれるという研究が進んでるらしい。なんでも携帯電話を利用したサービスで、8分から20分前に分かるという。
このニュースを理解してもらうために、まず心電図の話をしなければならない。ならないけど、説明するには複雑すぎるので、一つ小咄をしようかと。
病院で患者が急変した。医者が心電図を取ると、まったく動きのない一本の線が出てくるだけ。それを見て、医者はこういった。
「死んでん図」
たちの悪いジョークだと批判するむきもおありだろう。出来の悪い冗談だと非難される向きもあるだろう。
だがあらゆるものに真理は宿るものなのだ。いま手にしているコップにも、ビールが宿っている。
このジョークがお分かりの方は、正常の心電図は一本の線じゃないということを理解されているはずだ。つまりいくつかの山があるのが普通の心電図というわけだ。
これで心電図のことは十分理解して頂けたはずで、最初のニュースに戻ることができる。
この心電図の山が心筋梗塞を起こすときに、ちょっとした変化を起こすことが分かっている。今はにこやかにビールを注いでくれてる女性も、ときどき気分が変わるとちょっとした変化が顔に表れる。それと一緒だ。
で、この変化は時間を追ってくと、いろいろ変わるんだけど、梗塞を起こした直後の変化はまた特別なものがある。これを超急性期の心電図といい、これを携帯で拾って、ピッピッとしかるべきところへ送ってしまおうというアイデアらしい。
確かにすばらしい。チョーすばらしいけど、そんなのはいつも経験してる。
今夜はこのまま飲み続けていいのかどうか、親しい女性の雰囲気で聞かずとも分かるのだ。ある一定の量以上飲んではならないということが。
それも20分程度の前のことじゃない。栓を開けた直後に女性の顔を見れば分かるのだ。
これを親近拘束という。
「死んでん図」
「親近拘束」
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こんなダジャレ好きです。
ダブルのシャレは、今までで最高傑作!
「死んでん図」JUST IT.
なによりです。