有楽町

 昨日は看護学校の講師会で、またまたたっぷりアルコールにありつけた。ここ直方市というのは”黒ダイア”で栄えた街で、夜の繁華街にも有楽町という粋な名前がついている。そこは昔のなごりで、店の数だけは多いのだが、景気の影響で心なしか寂しい感も。微力ながら、少しでも活気の回復に役立てばと思い、会終了後一人で有楽町を散策した。そのときの話。
 ストリートミュージシャンが一人で演奏していたので、開いてあるギターケースになにがしかのお金を入れて聴いていたら、彼がボクのことを知っているという。昨年の夏の山笠のとき、一緒に山車を引いたとのこと。たしかに最近にしては元気がよく、礼儀も正しい若い連中がいたのは覚えていたが、彼とは分からず、それでもとてもうれしく演奏を中止させ、彼を引っ張り回しどこに行ったか定かでないほど、飲み歩く。


 今日のメモは有楽町の名前について。きっとこの街の有楽町の名前の由来は、”有楽町で会いましょう”から来ているのだと思う。というのは地図ではここは別の正式町名があるからだ。でもよくこの名前をみてると、なんだかうれしくなるよなぁ。楽しいことがある町だもんね。ずいぶん前、北海道の”幸福駅”が話題になったけど、みんな結構安上がりなところに楽しみを見つけてんだ。
 でもね、楽しみあとは、苦しみがくるもの。今日は大学の図書館で調べモノする予定だったんだけど、それどころではありませんでした。財布の中身をみると、決して安上がりでもなかったみたいだし。
 まぁ当たり前といえば当たり前のこと。幸福駅にいっても幸福になるわけでなし、有楽町にいってもそのまんま、楽しい人生を送れるわけでもなし。そんなの分かってても、やっぱり行くんですね。不思議だなぁと思いました。
 で、ホントの「有楽町」の語源は織田信長の弟、小田有楽斎(ウラクサイ)の屋敷があったことから来てるそうです。参考まで。

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