反射とは怖いものだ。昨日もそうだった。一日ぐらいはビールを口にしないとカミさんに誓っていたのに、冷蔵庫の扉を閉めたときには反射的にビール缶を手にしていたのだ。そんな姿をカミさんに見られれでもすれば命もなにもあったものではない。
だがこんなのは米国のアンダーソンさんにいわせれば、恐怖でも何でもないはずだ。
話は彼のヘビ目撃談から始まる。1.5mのガラガラヘビが自分の土地を這っていたのだ。53才のアンダーソンさんは早速27才の息子と一緒に退治に出た。
やがて見つけ出されたヘビはパイプで串刺しにされ、シャベルで首をはねられる。まぁヘビ退治とは、ざっとこんなところだろう。だが彼らの退治は、さらにトラックの下に転がった頭を数回シャベルで叩くという念の入れようだった。
同じ追われる身だからだろうか、少しかわいそうな気もしてくる。まさかカミさんはそこまでするとは思えないが、注意するに越したことはない。というのは人は思いもかけない行動に出るからだ。
アンダーソンさんもそのときそうだったのだろう。スコップで掃き出しでもすればよかったのだが、どういうわけか彼はヘビの頭を拾い上げようと手を伸ばした。
そのときネットに流れるに値する事態が起こる。なんとヘビ、といっても頭だけだが、そのヘビ頭がムクと起きあがり、まるでバック転でもするかのように飛びかかってきたのだ。そしてアンダーソンさんの指を噛んだ。
「なかなか離れないので手を振らなくちゃいけなかったんだ」そのときを思い出してアンダーソンさんはいう。
そうだ、なにが起こってもこのヘビのように闘ってみよう。そう心に誓いながらネタ元の記事を読み進めると、結局10分後に病院に到着したときは、アンダーソンさんの舌は膨れ、毒がまわっている事態になってしまったようだ。そしてさらなる治療のため救急車でほかの病院へ搬送されそこで2日を過ごすことになっている。
首を切断されたヘビから噛まれるなんて聞いたことがないという生物学者の弁はこうだ。
「これはきわめて驚くべきことだが、みんなに伝えなくてはならない大事なことがある。それはヘビの体に反射がまだ残っているかもしれないということだ」
もしほかのガラガラヘビが来たら、また殺すだろうが、そのときはシャベルをもってその場に埋めることにするよ、というアンダーソンさんの言葉で記事は終わっているのだが、さてこの記事の大事なポイントは一点だけだと考える。
生物学者のいうように死んだように見えるヘビにはまだ反射が残っているということだ。夏真っ盛りでヘビと闘う機会もあるかもしれない。ということであまり知られていないこの事実を端的に伝えるコピーを考えてみた。
「反射は半死や」
こうならないよう、今後は注意深くビールを取り出さねばならないと気持ちを引き締めている次第だ。
ネタ元
Beheaded Snake Bites Man
この暑さですから、よけいにビールに手が伸びてしまうでしょうね(^^;
ガラガラヘビ、分断されても動くなんてこわい!油断出来ないですね。
でも、頭を拾いあげたというのも凄いわ~。死んでたと言ってもヘビの頭なのに!
こないだニュースで出てた、バイクで壁に接触して足が切れた人が、
気付かずに走行を続けたって話でも、気付かず走り続けた人に驚き、
足を拾いに行った人に、2度目の驚きでした。
バイクの記事、見ました。
一瞬のことであれば痛みも分からないし、血管が収縮してしまい出血も少ないということが起こるのですね。
事故に遭われた方の経過がよければいいのですが。