常日頃、いろんなものに関心を抱こうと生きてきた。その証拠に、発泡酒だけでなく、ワインや焼酎もたしなんできたし、ある種の画像に至っては、静止画だけでなく動画にも関心を寄せている。
だがそんな生き方がいかに上辺だけのものだったかを、今日思い知らされる記事があった。
小象がどんな風に物事を学んでいるかご存じだろうか。おそらく多くの人が知らないだろう。というかそんな疑問を持ったことさえない 人が圧倒的に多いに違いない。院長もその一人だ。なぜそんなことを考えなかったのだろう。
小象を飼ったことがないからだろうか、あるいは知り合いに象使いがいないからだろうか。自分なりにいろいろな理由を考えてみたが、どうもしっくりこない。
だが、ケニアの科学者は違った。そういう疑問を抱き続け、ついには音を真似ることで、学習していることに気づいたのだ。
ことの始まりは、孤児になった10才の象だった。その象、道路の近くに住んでいた。といっても道路まで3kmもあるのだけど、まぁそれはいいとしよう。その高速道路を通過する車の音を明らかに真似ていることに、科学者は気づいた。もちろんホリエモンと若の花が似ているというようないい加減な直感ではなく、ちゃんと周波数なんかを分析しての結果だ。
パオーと鳴く声を思い出すとクラクションなどの音を真似ているのかと想像するけど、ネタ元には、象が出す”rumbles”つまり”ゴロゴロいうような音”を分析すると、”truck sounds”つまり”トラックサウンド”に似てたと書いてあるから、きっと車が走り去る長い音を真似ているということなんだろう。
鳥や海洋のほ乳類なんかでは、声を真似ることが知られていたけど、象では観察されたことがなく、このことがきっかけでほかの象を観察すると、どうも仲間の声を真似することで、学習をしてるらしいことが分かったという。
なるほど、科学者とは些細なことから糸口を見いだすものだ。サイフのなかの名刺から昨夜の行動を推測するカミさんも、科学者の素因があるかもしれない。
ところで象が車の音を真似るというのは、昔から日本では知られていた事実ではないのだろうか。
スタッフ「というと?」
院長 「なぜ鼻が長いかと訊くと、かあさんもそうだからと象から小馬鹿にされる歌があるだろ」
スタッフ「はぁ」
院長 「かあさんも長いのよってわけだ」
スタッフ「はぁ?」
院長 「だから、そーよ、カーサウンド、なーがいのよ」
スタッフ「…要するに関心がないんでしょ」
院長 「はい」
ネタ元
Elephants learn through copying 23 March, 2005
象の耳は音まねをする為に大きくなったんでしょうね。
まあ、飛ぶ為ではないでしょうが。