サカナとはいえ、同じ生き物だから似ている点の二つや三つあって当たり前だろう。ひょっとするとオダギリジョーとの類似点よりサカナとの類似点が多いかもしれない。問題はあまりに卑怯なところが似ていることにある。
ことの発端はスタンフォード大学の研究だ。そこの科学者がアフリカのサカナを使ってある実験を行った。
そのサカナはつつき合うことで集団のなかの順位付けを行う習性を持っている。つつき合いに負けると目のあたりにある縞模様がしばらく消失する。ただししばらくするともと通りの姿に戻るという。
このサカナのなかでたとえばA>B>C>Dの順に格付けがなされている個体を二つずつ戦わせる。それを水槽を別にして別の個体に見せておく。
戦いに負けたサカナの模様は一時的に消え、だれが勝者でだれが敗者か一目瞭然となるのだが、しばらくするとその模様が復活し対戦の結果が見た目だけでは区別できなくなる。
ところがたとえばA>Cの対戦のあと、AとCが入っている水槽に傍観者であった個体を入れるとCに立ち向かっていくという現象が見られた。
つまり弱いやつを覚えていてそいつにイチャモン付けに行っているというのだ。
なんということだ。自分が卑怯者だとはうすうす気づいていた。ソソウをしてカミさんから叩かれるチビ犬を見て逆らっていいやつと刃向かってはならない人をこっそり学習していた。だが、まさかサカナと同類だとは思いも寄らなかったことだ。
まぁ事実は事実として受け止めよう。この際せっかくだから卑怯者なサカナたちと議論を交わしてみたい。
なぜわれわれは強いものに立ち向かおうとしないのだろうか。
考えてみたら自分が相手より強いか弱いかは二分の一の確率ではないか。ほかの対戦で強かった相手でもひょっとすると勝つかもしれないのだ。もちろん負けたときの被害は弱いやつとしたときの方が少ないだろうし、それが卑怯者を卑怯者にしている大きな要因なのだろうが、ほかにもなにか理由があるような気がする。
スタッフ「というと」
院長 「自信はあまりないのだが」
スタッフ「いつものことです」
院長 「サカナだから強いやつにはサカナえないのではないだろうか」
スタッフ「なるほど。家内にはカナイません、という理屈と一緒ですね」
ネタ元
Fish Can Determine Their Social Rank By Observation Alone, Study Finds
魚の戦争だもんで「うおー」=「war」というわけでせうか?
攻撃はリズムを取りながらのほうが良いと思います。
ウオウオウオ(魚魚魚)と、カミさんにはイエイエイエ(家家家)と。
モーニング娘。でした。
tamakitiさん>
子供のけんかは「kids」だらけといいますからね。
ニッキさん>
最近のモーニング娘。は学芸会を見ているようで悲しいです。もう人気はたそかれどきになっているのでしょうか。イブニング娘。に名前を変えてしまうのでしょうか。