“病名くん”

おそらく一般の方は知らないだろうが、医療業界には統一された4つのメニュー表と3つの価格表がある。
ざっくりいうと、くすり、手術や処置、使った器具、のメニューに応じてそれぞれ代金が設定してあり、トリバゴなど使うわずとも全国どこでもその表に沿って医療費が発生するわけだ。

そしてメニューの残りのひとつは病名の表だ。

実は3つのメニューの表と代金の処理は、何十年もの間、自前のコードで処理してきたのだが、どういうわけか病名は”病名くん”という開発元が東大と厚労省のアプリを使っていた。

だから業務はの流れは、自前のコードからいったん離れ、”病名くん”を開いて処理をするものなっていた。

さらに最近、PCを変更したせいか、新しいOS環境では”病名くん”が動いてくれず、前のPCからアプリを起動させるという、流れが二度中断する事態に陥っていた。

そんなとき、悩んでいた頭にふとアイデアが浮かんだ。病名のメニュー表があるではないか。というか、なぜいままでそれに気づかなかったのだろう。きっと”病名くん”がよくできたソフトだったから、甘え過ぎていたのだろうか。

理由はさておき、さっそくこの連休中に、その表を使ってのコードを書き上げ、お世話になったこともあり自前のコード名も”病名くん”とネーミングし、業務のながれをスムーズにすることができた。

ただ病名を的中させのに、しばらく流れが止まってしまうのは、何十年やっても変わらず、医療版トリバゴがなくてよかったと心から思うのであった。