すでにたくさん年を重ねてしまった。今後の生活に大きな変更があるとすれば、今まで動いていたこのからだがピクリとも動かなくなることぐらいだろうと高をくくっていたが、そうでもなさそうなことに気づいた。。
最近、驚くほどの顔のシミに気づいたからだ。動かなくなる前の兆かもしれないが、それにしてもひどい。ということで日々のルーチンに変更を加え、効果のほどを疑いながらも、毎晩歯磨きのあと、せっせとシミ消しクリームを顔に塗っている。
そのせいか、ほかの変更にも目が届くようになった。
電子カルテ情報共有について厚生労働省医政局から出された令和8年1月 2.0.0版のことだ。
そこには電子カルテでの医療機関の情報のやり取りについて、今後「文書情報の構造化データ中心設計から、Narrative(ナラティブ:テキスト記述)中心」に変更する、とある。
構造化データ中心設計とはコード化できる情報、たとえば検査データや病名を統一のコードを用いて表現する設計で、テキストとは文字通り、文章で表現することだ。
構造化された情報は正確ではあるが、一手間も二手間もかかる。一方でテキストは簡便だが場合によっては間違いを生じさせる可能性もある。
ただ現実的には、いままで情報の交換は紙を主体とするテキストでほぼ行われてきたわけで、きっと厚労省もいままでの性急なDX化に無理があると考えての変更なのだろう。
さっそく提供されたサンプルに合わせて、大まかな枠組みを作ってみた。この間、構造化データでの試作を練っていたので案外あっさりとできあがってしまったが、ひとつだけ疑問がある。
画像などは送信後、別途、1時間以内に送信し、さらには最初に送った情報のなかに画像情報も置いておく必要があると述べてあるのだ。これはトラブルの原因になるのではないだろうか。
つまり送りたい画像の追加や変更があった場合、うっかり最初の情報の変更をしないままだと異なった情報が伝わってしまうということだ。
実際に紹介状を書く際、印刷物などを添えるときは内容を書いたあとに、「あ、これも添えていれば分かりやすいかな」という感じで添付物を選んでいる。しかしよく考えてみると、添付情報がある場合、それを含めての紹介状であり、それは同時に作成されるべきものなのだろう。
今回のアナウンスはまだまだ未定の部分も多く、そのうちこうした事情の対処法も判明するだろうが、まぁ、その同時性も考慮に入れたまずまずの出来に仕上がっていると思う。
とはいえまだ共有サービスでの検証作業はできていないので我田引水の可能性も十分にある。実際にやってみればオンライン資格を管理しているONSから、もう一度顔を洗って出直してこい、とこっぴどくお叱りを受けるかもしれない。
そのときは、シミ消しクリームをたっぷり塗った顔だが、従うしかない。
