ノーベル賞

「ノーベル賞、私こそ受賞すべき」 と米国の科学者ダマディアンさんが新聞広告を打ったそうな。今年のノーベル医学生理学賞は、磁気共鳴装置(MRI)の原理を見いだした人たちに与えられるようだけど、「それはわたしなのよ」ということらしい。
リンク先に書いてある東大の先生の言葉、「発表を聞いた時、性格が攻撃的で一匹オオカミ的なダマディアン氏が怒るのではないかと思った」なんてとこを読むと、この人よほど業界では怖い人なんだろうなぁ。


 この方、2次元の磁気共鳴データを始めて取った人らしく、なんでも今回の受賞者は3次元の画像に再構成するということを考え出したらしい。インスリンの発見をめぐる有名な逸話もあるし、確かに歴史上、だれがその発明なり発見に寄与したかを明らかにすることは重要だろうけど、まぁ凡人にとってはどちらの受賞でも大して変わらないのになぁって思うのよね。
 ダマディアンさんなんか地位も名誉もあるようだけど、まだまだ上昇志向があるんだろうね。
 でもノーベル賞委員会なんか、いまからどんな彼の攻撃が出されるかヒヤヒヤもんだよなぁ。いっそのこと、矛を収めたらノーベル平和賞をなんて取り引きしたらどうだろう。
 でも、ダマディアンさん、ますます怒って委員会に押し掛けるかもね。
 で、そのなかの誰かの襟首を掴んで、アッパーカットでもくらわしちゃうかも。下顎にガツンって。
 そのときそばで見ていた他の委員がこう叫ぶの。
「あ、ノーベルかがく賞」
 もちろん、その委員もガツンだよね。
ってなことはないだろうけど、でもダマディアンさんってほんと、怖そう。

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