ここ数週、探し物をしていた。
探し物はなんですか－－昔、今と異なるサーバにあげていたｈｔｍｌです
見つけにくいものですか－－手元のローカルパソコンを含め、どうしても見つかりません
カバンのなかも机のなかも探しましたか－－納戸にある廃品回収に出すしかないようなパソコンまで調べました
ふ、訃っ訃ぅ－－と諦め掛けていたのだが、それが偶然見つかった。
なんと日頃使っている診察室のバックアップ用ＨＤのなかにあったのだ。
日常診療をまかっているお手製プログラムをバージョンアップしていたときのことだ。普段見ることもない外付けＨＤを、バージョンアップに伴いごそごそと引っかき回していたらそのなかにひっそりと隠れていた。
以前のメモで使用したものでサイトの引っ越しのついでに再度アップしようとの思惑があった。それがないとメモの筋が一本通らなくなるようなもので、ただでさえ筋が通らないメモなのが、さらにヘニャヘニャになってしまうとの深い危惧があったのだ。
そのhtmlがこれ。
再会して思った。そうか、これが初恋のひとと年月を経て再会する人の気持ちなのか。
記憶のなかでは、もっともっと、表現豊かで、色彩も鮮やかなものだった。やっぱり夢の中へ置いておけばよかったのかとさらに感慨深く見つめ、アップすることで仮にメモに筋が通っても、読んだ人の額には２本青筋がたっているんだろうなぁ、と思うのでありました。
（aha theater にアップ予定）