フランスのマーチン医師とそのチームが無重力での手術に成功したという記事があった。飛行機をジェットコースターのように急降下させ、そこで得られるほぼ無重力状態のなかで患者の腕にできたのう胞を取り去ったという。
患者はバンジージャンプに慣れ親しんだ男性で、マーチンら医師たち6名と患者はあらかじめ宇宙飛行士用の無重力トレーニングを受けている。医師たちは壁に固定されながらの手術を行ったが、それは技術的にはあまり問題を生じなかったようだ。
問題は時間だ。
無重力状態はわずか20数秒しか続かない。研究のためには、その無重力のときだけしか執刀できない。そのため上昇と急降下を25回繰り返し、飛行時間は3時間半にも及んだ。
だが手術自体はもおよそ10分間で問題なく終えることができている。
こうした手術は世界で初めてのことで、今後宇宙での事故の際などに用いられる基礎的な研究になるだろうという。
実はマーチン医師らの技術には裏付けがある。2003年に同じ無重力状態でラットの尻尾の血管を縫合するという顕微鏡手術を成功させているのだ。顕微鏡手術は今回の手術に比べれば格段に困難な技術を要する。
こうした実験の積み重ねを経て今回の快挙にいたったということらしい。
ラットの尻尾以外にも無重力下での手術に望むにあたりいろんな手術を実験したのではないかと想像される。
だがさすがにカエルの解剖はやってはないだろう。もしやっていたという情報があればきっと何かの間違いに違いない。
この事態をマーチンガエルと呼びたい。
(解剖についての若干の説明)
まず×のところにピンを固定。次にメスで線に沿って表皮を剥ぎましょう。
ピンが動くからもう一度止め直して、次はハサミでチョキチョキと開腹。
heart は心臓。
liver は肝臓。
lung は肺。
stomach は胃、intestine は腸。
kidney は腎。
bladder は膀胱。
勉強になりました?って、なるわけないか。
ネタ元
Surgeons Do 1st Near-Weightless Surgery
おおっ!旬な話題ですね。
そうですね。カエルの解剖、今が旬ですね…って、話ですか?