つい何日か前、チャットというものを初めて経験した。なにやら書くのが好きな連中が集まるところらしく、いろいろ書き物の話題が出てきて、それなりに勉強になる。今日も3回目のチャットをしていたら、ものを書くとときの考え方として「ドラフト>草案 プロット>構想 アウトライン>あらすじ 」という風に組み立てていくのだとか、の話が進んでいた。
きっと若い人たちらしく、なかにはプロを目指していて、自分でリンク先を表示されている方もおられる。たとえば黒猫が通るぜというサイト。ジャンルはファンタジーというのだろうか、あまりボクはなじみがないものだけど、読んでるとなかなかしっかりとした文章なのに感心する。かつ大作。いつかゆっくり読破してみようと思ってます。
で、今日のメモはこのチャットについて。
話は少し変わるけど、実は携帯を初めて手にしたときカルチャーショックに陥ったことがある。それまでの電話は電話機がある所在地から所在地への結びつきで、いわば点と点の関係だったのが、突如、場所を問わない面と面の関係になったような感激があった。
でもね、このチャットというやつ。やってみてもなんだかそのときのような感激はない。きっと面と面、いいかえれば誰とでいつでも話せるという前提が出来上がっているからなんじゃないだろうかとも思う。
なにかの本で書いてあったけど、旧家では「電話の部屋」という小部屋があったそうで。
そこのおじょうちゃん、こっそり「電話の部屋」で恋しい恋しいクラスメートの男の子に電話をする。
おじょうちゃん「元気?会いたいね。いつも一緒にいたいね」
男の子「そうだね、こんな電話なんかなければいいのにね」
おじょうちゃん「なんで?話できないじゃない」
男の子「いつでも話せる携帯電話なんかの方がいいじゃない」
おじょうちゃん「わたし、あなたといつでも話せる糸電話の方がいい」
このサイトの存在を知られると若い連中にボコボコにされそうなので、秘密にしてます。