E

 ”あなたの上司は本当はアホかも”ってな題の記事があった。”長”と名乗っている立場にある以上、聞き捨てならない文言だ。さっそく紹介してみたい。
 キーワードは英語の”E”の文字だ。左右非対称ならなんでもよさそうな気がするが、この”E”の字を使った100以上の実験であることが確かめられているという。
 それは自分の額にこの”E”を書いてもらうと、相手に分かるように”E”をなぞる人は相手の視点でものを考えていて、一方反対になぞる人は相手をないがしろにしているということだ。


 この事実をもとに米国の心理学者が57名の学生を対象に次のような実験を行った。
 いままでに人に対して権力のような”力”を行使してきたようなシーンか、逆に人から”力”を行使されてきたシーンを学生たちに思い出してもらう。この”力”を思い出すという行為は実際にそういう立場におかれたときと同じ心理的状況を作り出していることは確かめられているという。
 そして思い出したあとに額に”E”の字を書いてもらう。すると、”力”を行使しているシーンを思い出したときほかの人にとっては裏になっている”E”の字を描く率が、”力”を行使されているシーンを思い出しているときの3倍になっていたという。
 記事にはおおよそこのようなことが述べられている。つまり力を行使できる立場にある上司が裏返った”E”を書くなら、それは部下を見下しエゴに走っているだけの上司かもしれないというわけだ。
 ということで上司がいる方は一度試されてみてはどうだろうか。
 ただ注意が必要だ。人に分かる”E”を書けばそれは部下を思っているということになるから、そのままを伝えれば上司も喜ぶだろう。
 問題は逆の場合だ。まさか「あんたは身勝手なのよ」とはいえないだろう。だからそのときのいいわけを考えておく必要がある。
 ということで考えたのだが、”占いをしている”と弁明するのはどうだろうか。
スタッフ「なんの占いですか」
院長  「ただの占い」
スタッフ「だからなんの占いですか」
院長  「ただの”裏なE”」
スタッフ「…やっぱり上司はアホでした」

ネタ元
Your Boss Really is Clueless

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